早稲田大学2026年上半期ミュージアム企画展示、注目展示から常設展示リニューアルまで


2026年度上半期の早稲田大学内ミュージアム企画展示ラインナップ
早稲田大学では、国宝2件、重要文化財7件、重要美術品8件を含む約500万点以上の貴重な文化資産を所蔵しており、これらを市民や地域、社会に広く公開している。坪内博士記念演劇博物館、會津八一記念博物館、早稲田大学歴史館、国際文学館(村上春樹ライブラリー)、早稲田スポーツミュージアム、本庄早稲田の杜ミュージアムでは、2026年度上半期も各館の特色を活かした多彩な企画展示を開催する。
注目企画展その1:日本映画に描かれた恋愛観の変遷
坪内博士記念演劇博物館で2026年5月15日から8月2日まで開催される「千変万化する恋 日本のロマンチック・コメディ映画の輝き」では、日本映画が描いてきた多様な恋の姿を紹介する。「恋愛」という翻訳語が生まれた明治期以来、恋愛は日常生活に浸透し、映画は「千変万化する恋」をスクリーンに映し出してきた。新婚夫婦の葛藤やモダンガールの恋、戦後の自由恋愛、型破りなヒロインの物語などを取り上げながら、恋愛観・家族観・ジェンダー観の移り変わりや、恋愛を取り巻く社会風俗の変遷を浮かび上がらせる。また、近年親しまれている東アジアの映画やドラマにも目を向け、ロマンチック・コメディが今日、いかにトランスナショナルな広がりのなかで受容されているのかに着目する。
注目企画展その2:ベトナム戦争と難民文化から見える世界
国際文学館と早稲田大学歴史館で2026年5月1日から11月8日まで開催される「『ミス・サイゴン』から見る世界―戦争、難民、そして文学」は、ベトナム戦争終結から半世紀が経つ現在も世界各地で紛争が続き、難民問題が国際社会の大きな課題となっていることを踏まえた企画展である。ミュージカル『ミス・サイゴン』(1989)を起点に、戦争の歴史と難民によるベトナム系文学をあわせて紹介し、戦争が人々の人生や文化表現に与えた影響を考察する。ベトナム戦争終結後、多くの人々が「ボートピープル」として各地に離散し、アメリカではカリフォルニアを中心に難民コミュニティと新たな文化・文学を形成した歴史をたどる。
その他の企画展示と常設展示リニューアル
會津八一記念博物館では「雲岡へのまなざし―小川晴暘が見つめた中国仏教遺跡」(5月31日まで)や「幕末明治の禅書画」(5月22日まで)、「會津八一記念博物館コレクション展 PART 1」(5月11日~8月2日)が開催される。早稲田大学歴史館では2026年3月16日に「進取の精神」エリアをリニューアルし、大学史年表の拡充とあわせてキャンパスの変遷を軸に早稲田大学の歩みを紹介している。このほか、早稲田スポーツミュージアムやテーマ性の高い複数の展示が企画されており、詳細については各ミュージアムのホームページで確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000065365.html