公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

気候変動報道を表彰するMedia is Hope AWARD、テレビ・新聞・漫画から12組受賞

タグ
記事・ブログ・投稿
報道発表
プレスリリースより

気候変動解決に貢献するメディアを表彰する「Media is Hope AWARD 2025」

一般社団法人Media is Hopeが主催する「Media is Hope AWARD 2025」は、気候変動やSDGsといった社会課題解決へ貢献するメディア、ジャーナリスト、コンテンツの功績を讃える賞である。2025年下半期と年間の受賞者計12組が発表された。表彰式は2026年4月16日、東京・国連大学で開催される「気候変動メディアシンポジウム2026」にて行われる。

気候変動報道の多様な表現形態が広がる

今回のAWARDではテレビ、新聞、ラジオといったマスメディアからの受賞に加え、映画、SNS、漫画といったエンターテイメント領域からの受賞が増えている。記事発信手法においても、グラフィック、図解、写真を駆使して「見て、体感する」ことを意識した作品が増加。初めて「データビジュアライズ賞」を設け、新たに「地域メディア賞」も加わるなど、気候変動を伝える表現の幅が着実に広がっている。

2025年下半期の受賞者

下半期個人賞はYouTubeクリエイターのWoWキツネザル氏。環境問題や生物多様性を分かりやすく、楽しく伝える発信が評価された。丁寧なファクトチェックに基づき、誤情報拡散への注意喚起に注力している。「クマの被害が増えたのはメガソーラーのせい?」「AIは環境破壊?」などのショート動画は多くの視聴者に支持されている。下半期媒体賞はNHK報道局。気候変動や誤情報について綿密な取材に基づいた報道が評価され、SNS社会の情報リテラシー向上に貢献している。

2025年年間の受賞者

年間個人賞は日本経済新聞社の安藤淳氏。気象予報士の資格を持つ編集委員として、気候変動問題への意識向上と対策推進を促す記事を執筆。猛暑と気候変動の関連性を読み解き、温暖化の「対症療法」の限界を指摘する報道が認められた。年間媒体賞は毎日新聞社とテレビ東京の2社。毎日新聞社は「テラ・クライシス」などの連載で、外交や国家間の力学といった背景まで掘り下げており、テレビ東京は番組制作に加え脱炭素対策を積極的に実践している。

ソーシャルメディア賞から特別賞まで

ソーシャルメディア賞は黒部睦氏。アートとアクティビズムを融合させた「アーティビズム」を実践し、表現の力で気候変動解決へのアクションを促している。作品賞は漫画「青の王国 BlueNation年代記」(作者:しおだまりん氏)。地球誕生から現代の気候変動までを壮大なスケールで描き、ネイチャーポジティブなどの取組みを図解で丁寧に解説している。データビジュアライズ賞は中日新聞社の「温暖化する地球を見下ろす 気候変動の15の陰影」。CO₂の大気移動のシミュレーション表示など、温暖化の全体像をダイナミックに捉え直感的な理解を促進。シリーズ賞はニッポン放送「いま、地球がアツい!」とNHK放送文化研究所「気候危機にメディアはどう向き合うべきか」の2作品。地域メディア賞は福岡放送で、再エネの地産地消に貢献し独自の報道展開を実践している。ソリューション賞は読売新聞社で、植樹事業や古紙回収、太陽光発電システムなどサプライチェーン全体で脱炭素を目指している。

SNS時代に求められるメディアの役割

SNS上での気候変動をめぐるフェイク・誤情報の拡散が社会問題として浮き彫りになった2025年。科学的根拠に基づいて丁寧に事実を検証し、誤情報への注意を呼びかけるファクトチェックに基づいた発信も存在感を放っている。情報が氾濫する時代だからこそ、マスメディアが持つ取材力、調査力、発信力の価値が改めて問われている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000128060.html