浅田政志の新作写真展、関西画壇の家族史を描く


木村伊兵衛写真賞受賞の浅田政志が新作を発表
写真家・浅田政志が、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]で新作写真展を開催する。浅田政志は『浅田家』で木村伊兵衛写真賞を受賞し、現在最も高く評価されている写真家のひとりである。自らの家族を題材にした作品で知られ、日本各地でアートプロジェクトや展覧会を積極的に行っている。
「家族」と「個人史」を追求した新境地
本展覧会は、浅田政志が一貫して制作テーマとしてきた「家族」や「個人史」を、大阪府20世紀美術コレクションの作品と接続させる試みである。戦後関西で活躍した須田剋太(1906~1990)、伊藤継郎(1907~1994)、齋藤眞成(1917~2019)、上前智祐(1920~2018)の4人の画家を取り上げ、浅田政志が画家の家族しか知りえなかった横顔に迫る。
撮り下ろし写真約30点が会場に並ぶ
本展は浅田が撮り下ろした新作写真約30点と、大阪府20世紀美術コレクションの絵画作品4点で構成される。画家が過ごしたアトリエやゆかりのある場所を舞台に、家族との対話を重ねながら撮影されたユニークな「家族写真」が展示される。家族のエピソードをもとにした特別なシチュエーションでの撮影が実現した。
美術史と家族史が交差する展覧会
本展では絵画作品そのものにとどまらず、画家の家族や生活の様子にまで画角を広げて取材と撮影を行った。関西画壇で活躍した4人の画家に対し、浅田が「家族写真の撮影」というアプローチを用いた一連のプロセス自体が作品となる。画家のよく知られた表の顔ではなく、画家を支えていた家族との日々の暮らしやエピソード、つまり家族史の観点から関西画壇の一側面を描出する試みだ。コンセプチュアルなアプローチによって切り開かれた浅田政志の新境地を体験できる。
2026年7月25日より開催
会期は2026年7月25日(土)~9月6日(日)で、月曜日は休館。時間は10:30〜18:00で、最終日のみ15:00までとなる。会場は大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]1階Room4で、入場料は無料である。
関連イベントも充実
浅田政志によるアーティスト・トークは7月25日(土)13:30〜15:00に開催される。また8月8日(土)にはワークショップ「わたしの一枚」が開催され、スマートフォンの中から選んだ写真をプリントする企画が予定されている。イベントの申し込みはenoco展覧会webサイトより7月7日(火)10:00から開始される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004934.000029501.html