パオロ・ロヴェルシ展「Doubts」スペイン開催、MOP財団が2026年6月から


マルタ・オルテガ・ペレス財団がパオロ・ロヴェルシの大規模展覧会を開催
マルタ・オルテガ・ペレス(MOP)財団は、国際的に高く評価されている写真家パオロ・ロヴェルシの作品に捧げる大規模展覧会を開催する。スペインのア・コルーニャで2026年6月20日に開幕する本展では、代表的な作品に加え、これまで未公開の写真が展示される。パオロの芸術的世界を親密にたどると同時に、ファッションフォトグラフィーに与え続けてきた影響力を称える内容となっている。
独自の表現を築き上げたパオロ・ロヴェルシの創作世界
過去40年以上にわたり、パオロ・ロヴェルシは独自の写真表現を築き上げてきた。写真批評家のヴィンス・アレッティは、パオロの傑作の多くを「まさに目の前で形づくられていくように感じられ、彼の作品はあまりにも生き生きとしており、紙面や壁の中にとどめておくことができない」と評する。世界を代表するデザイナーたちが彼に自由な裁量を委ねているのは、自分たちの創造性に対して、パオロが刺激的で予想外な反応を見せてくれることを知っているからだ。
スタジオを舞台に光と影を操る写真家
アーヴィング・ペンと同様にスタジオフォトグラファーであるパオロにとって、スタジオは自身のアトリエであると同時に、人情味あふれる温かさと芸術家同士の絆が息づく場所でもある。彼の魔法が生まれるのは、その「影の劇場」とも言えるスタジオの中だ。閉ざされた空間の中で、彼は光、影、フラッシュ、ボケ、さらには破壊さえも含め、あらゆる要素を自在に操る。また疑念や偶発性を自由に受け入れながら創作に向き合う。パオロは「私の作品のあらゆる進化は、偶然から生まれました。アクシデントが起こるたびに、それはいつも喜びであり、天からの贈り物なのです」と語っている。
展覧会テーマ「Doubts」が体現する創造性の本質
本展のタイトル「Doubts(疑念)」は、パオロにとって「疑念」とは創造性と想像力への扉を開くものであり、一方で確信はその扉を閉ざすものだという考えに基づいている。展示空間は複数の連続する部屋として構成され、「Theatre(劇場)」「Appearances(外観)」「Shadows(影)」「Doubts(疑念)」「People(人々)」「Presence(存在)」「Grace(優雅さ)」「Beauty(美)」「Fading(消えゆく)」と、それぞれ異なるテーマが表現される。これらが一体となり、パオロの卓越した驚異的な幅広さ、唯一無二のビジョン、そして静寂や影、物と物の間にこそ美が見出されるという信仰に近い信念を物語っている。
2026年6月から9月まで、ア・コルーニャで開催
パオロ・ロヴェルシによる「Doubts」は、2026年6月20日よりア・コルーニャのMOP Foundation(Muelle de Batería)にて開幕し、同年9月まで開催される。財団の創設者兼会長であるマルタ・オルテガ・ペレスは、「この特別な展覧会は、当財団にとって2度目の夏期間に開催する展示であり、ア・コルーニャにとっても素晴らしい贈り物です」と述べている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000058949.html