舟越桂の彫刻とドローイング展、図録が4月22日より販売開始


世界的に高く評価される彫刻家・舟越桂の全貌を一冊に
2024年春に72歳で旅立った彫刻家の舟越桂は、大理石の玉眼による深い眼差しをたたえた神秘的な木彫像で世界的に高く評価されています。西村画廊で開催中の展覧会「舟越桂 彫刻とドローイング」(3月28日~5月16日)の図録兼書籍が、4月22日より求龍堂による流通販売を開始しました。
ドローイングに秘められた創作の源泉
舟越はドローイングの魅力でも広く知られており、静謐で謎めいた彫刻作品の創造性は、美しく力強い線による卓越したドローイングが導いているといっても過言ではありません。本書では巻頭に、舟越桂が「人間の存在」について創作を通じ得てきた理解を、2015年の展覧会図録のために記した文章を掲載しています。短い文章の中に、常に進化を遂げてきた舟越が、新作となるイメージの出現をどのように創作として捉えてきたかが明快に記されています。
作品群とドローイングのつながりを探る構成
肩ごしのぞく美しい手が印象的な作品《言葉をつかむ手》(2004)のモノクローム写真から始まる本書は、同じく片方の肩に手がついた女性のドローイング《手のある裸婦》(2004)、ブルーのガラスを頭部に付けた女性像《青の書》(2017)、頭部に同様な色面を付けたドローイングと、つながりのある作品群が続きます。以降、様々なドローイングがゆったりと展開し、美しく力強い線によるドローイングが存在感を放ちます。
文学と美術の邂逅、大江健三郎との対談を再録
本書の巻末には、2004年に行われた大江健三郎との公開対談を18頁にわたり再録しており、彫刻、ドローイング、対話を通じて舟越桂の創作と思索について考察できる内容です。文学と美術という異なる創作を手掛けるふたりの対話によって、舟越桂の作品をより深く理解することができます。
図録兼書籍の詳細情報
『舟越桂 彫刻とドローイング』は、求龍堂の発行により4月22日に発売されます。上製本、A5判(210×148mm)、100頁で、定価は2,860円(税込)です。展覧会は西村画廊(東京都中央区日本橋2-10-8)にて3月28日(土)~5月16日(土)の期間開催中です。日曜日、月曜日、祝日は休廊となります。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000129182.html