メディア・アートで歴史を問い直す、ICC 2026年の長期展示が開幕


ICCアニュアル2026、テーマは「遺す/残る/受けとめる」
NTT東日本が運営するNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)は、2026年6月20日(土)より「ICCアニュアル2026 遺す/残る/受けとめる」展を開催する。ICCギャラリーBを会場に、2026年11月8日(日)までの長期にわたり展示される。
生成AIの時代における歴史と記憶の形成を考察
生成AIなどの技術発展により、情報はかつてない速度と規模で生み出され、流通している現代。私たちが接する情報はアルゴリズムによって選ばれ、再編成されている。本展では、こうした情報環境のもとで、何が記録され、どのように共有されるのかという枠組み自体の変化に着目する。歴史と技術、メディアの関係に焦点を当て、それらが歴史や記憶の形成にどのように関わってきたのかを考察するとともに、「遺す/残す」という行為そのものについても問い直す。
国内外の気鋭アーティスト8組による作品展示
出品作家は五十音順にウー・チーユー、キム・ヨンウン、小林椋、SUGAI KEN、すずえり+比嘉了、葉山嶺、ローサ・メンクマン、森永泰弘の8組である。ウー・チーユーの「セルロイドの物語」シリーズは、初期映画フィルムに用いられたセルロイドと樟脳を起点に、植民地の歴史と現代のAI技術の構造的な接続を試みる。キム・ヨンウンは蝋管録音を起点に、録音メディアに内在する政治性を問い直す三作品を発表する。
新進アーティスト紹介や関連イベントも充実
会期中には新進アーティスト紹介コーナー「エマージェンシーズ!」を2回開催。2026年6月20日から8月16日まで宮下恵太、9月12日から11月8日まで杉田碧の作品を展示する。また、オープニング時点で出品作家のアーティスト・トークが予定されている。ウー・チーユーとのトークは6月20日午後2時、森永泰弘は同日午後4時、キム・ヨンウンは6月21日午後2時の開催予定である。
入場料金と施設情報
開館時間は午前11時から午後6時。入場料は一般800円(700円)、大学生600円(500円)で、15名様以上の団体料金は括弧内の金額となる。無響室作品体験は一般・大学生200円、年間パスポートは2,000円である。障害者手帳保持者と付添1名、65歳以上、高校生以下は無料。毎週月曜日と8月2日(日)は休館だが、月曜日が祝日もしくは振替休日の場合は翌日を休館とする。所在地は東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階で、京王新線初台駅東口から徒歩2分。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001312.000098811.html