PFAS認知度はわずか5%、でも水の安全性には27%が関心を示す


PFASという言葉の認知度はまだ低い現状
PFAS(ピーファス/有機フッ素化合物)は、水や油をはじく性質を持つ化学物質で、半導体や電気・電子機器、医療機器など様々な産業分野に利用されている。近年では水道水や河川、井戸の水からPFASが検出される事例も報告されており、毎日の暮らしに欠かせない水の安全性が注目されている。株式会社NEXERと株式会社日吉が全国の男女500名を対象に実施した「PFAS(ピーファス/有機フッ素化合物)」についてのアンケート調査から、一般のPFAS認知度と水への向き合い方が明らかになった。
PFASという言葉そのものの認知度について調査した結果、最も多かったのは「全く聞いたことがない」で77.8%だった。次いで「名前だけは聞いたことがある」が17.2%、「よく聞くし、内容も知っている」はわずか5.0%にとどまっている。報道などで取り上げられる機会は増えているものの、内容まで把握している人はごく少数という結果から、PFASを自分ごととして捉えるまでには至っていない様子がうかがえる。
自宅の水の安全性に33.6%が不安を抱えている
自宅の水をそのまま飲んだり料理に使ったりすることに不安があるかについては、「非常に不安がある」が8.6%、「少し不安がある」が25.0%で、合わせて33.6%の人が自宅の水になんらかの不安を感じている。一方で「あまり気にならない」は66.4%となり、多くの方が普段の水に大きな不安を抱いていないこともわかった。
気になることについては、化学物質や有害物質への懸念に加え、水道管の老朽化を気にする意見が目立つ。「一度体に入るとでることがない」といった長期的な健康影響を気にする声もあり、近隣で高濃度のPFASが検出されたという具体的な事例を挙げる方もいた。報道や地域の話題が日々の不安に直結している状況が浮かび上がった。
水の検査サービスはほぼ認知されていない状況
ご自宅の水にPFASが入っているかどうかを、ウェブサイトで簡単に検査を注文して調べられる方法があることを知っているか聞いてみた結果、「知らなかった」が97.0%で、「知っていた」と回答した方はわずか3.0%だった。このことから、このサービスの存在自体がほとんど知られていないことが明らかになった。
27.0%が数値による水質確認への関心を示す
「家の水の安全」を数値で確認できるなら、やってみたいかを聞いた結果、「ぜひやってみたい(安心したい)」と回答した方は27.0%だった。自宅の水を数値で確認することに前向きであることがわかる。一方で「どちらとも言えない」と回答した方は73.0%を占めており、関心はあるものの実際に踏み切るには至らないという心境がうかがえる。
検査をやってみたい理由としては「ひとまず安全かどうかだけ確認したいから」「浄水器が機能しているか気になる」など、安心したいという思いが多くを占めている。子育て世代からは家族の健康を気遣う声が聞かれ、「水道の水を飲めれば、ペットボトルを購入しなくてもよい」と生活コストの観点から検査に関心を持つ意見もあった。
水への関心は存在するも行動には至らないケースが大多数
PFASという言葉を「全く聞いたことがない」人が77.8%を占める一方で、自宅の水に不安を感じている人は33.6%、「数値で確認できるならやってみたい」と答えた人は27.0%にのぼることが分かった。PFASそのものの認知はまだ広がりきっていないものの、水の安全に対する潜在的な関心は確かに存在しているといえる。水は毎日口にするものであり暮らしの基盤を支えるものだからこそ、「気になるけれど、どうしたらいいか分からない」と感じているなら、まずは自分の家の水の状態を一度知ってみることが大切である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002647.000044800.html