群像新人文学賞2作に決定、23歳・永田修矢「骨と鎖」21歳・冬島いのり「夏蚕の翅」


第69回群像新人文学賞が決定
第69回群像新人文学賞が、選考委員の朝吹真理子氏、島田雅彦氏、藤野可織氏、古川日出男氏、町田康氏による選考の結果、2作品に決定した。受賞作品と選評を掲載した「群像」2026年6月号が5月7日より発売されている。
当選作「骨と鎖」永田修矢さんのプロフィール
静岡県静岡市出身の永田修矢さんは23歳。ある冬の出来事をきっかけに、二人の日常は静かに歪み始める という作品内容で、親友と呼ばれる関係の内側でうごめく暴力と支配の匂いから、少年たちの生々しい「生」が立ち上がる作品である。賞状ならびに賞金25万円が贈呈される。なお筆名は応募時の夢宮柊矢から改名されている。
当選作「夏蚕の翅」冬島いのりさんのプロフィール
北海道札幌市出身の冬島いのりさんは21歳で、函館市在住。「この狭く小さな町で、僕やねえさんは疎まれていました——異教の神を信じたかあさんがいなくなってから、僕はねえさんが壊れ、また僕自身もが壊されてゆくさまを静かに見つめている」という作品である。こちらも賞状ならびに賞金25万円が贈呈される。
群像新人文学賞の歴史と今後
「群像」は1946年10月に創刊した文芸誌で、講談社で最も歴史のある雑誌である。群像新人文学賞からは林京子、村上龍、村上春樹、高橋源一郎、多和田葉子、阿部和重、島本理生、村田沙耶香、乗代雄介、石沢麻依、松永K三蔵、豊永浩平、柄谷行人、山城むつみ、安藤礼二などの著名な作家や評論家を輩出している。第70回群像新人文学賞の原稿募集も行われている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008401.000001719.html