将棋AI「氷彗」が世界選手権優勝、HEROZが開発した2つのAIが上位入賞
世界最高峰の将棋AI大会で氷彗が優勝
2026年5月3日~5月5日に開催された「第36回世界コンピュータ将棋選手権」において、HEROZ AIエンジニア大森 悠平が開発した将棋AI「氷彗」が優勝を果たした。同じくHEROZ AIエンジニア川島 馨が開発した「dlshogi」が3位に入賞し、世界最高峰のコンピュータ将棋大会で2つの将棋AIがそれぞれ上位入賞する快挙を成し遂げた。
この結果は、HEROZが長年にわたり将棋AIの研究開発を通じて積み上げてきた、AIの学習・推論・判断に関する高度な技術力の証明となっている。
優勝した「氷彗」の実力
「氷彗」は深層学習をはじめとするAI技術を将棋という高度な知的ゲームに応用し、膨大な対局データを学習することで、高度な判断力と読みの精度を実現している。国内トップクラスの開発者・研究者が参加する本大会において、数多くの強豪プログラムを制して見事優勝を勝ち取った。
優勝したエンジニア大森 悠平は、コメントで近年のコンピュータ将棋の大会で先手優勢の傾向が強まっていることに触れ、「そのような状況の中で、厳しい対局を勝ち抜き、優勝という結果を残すことができたことを大変嬉しく思っております」と述べた。今後も強さの追求にとどまらず、LLMを用いた対局解説や局面の言語化といった取り組みをさらに発展させ、観戦体験の向上や将棋の普及に貢献するという。
先駆的な「dlshogi」が3位入賞
「dlshogi」は、HEROZ AIエンジニア川島 馨【ペンネーム:山岡忠夫】が研究・開発を続けてきた将棋AIである。深層学習を将棋AIに本格的に応用した先駆的なプログラムとして、国内外のAI研究者からも注目を集めており、今大会においても安定した強さを発揮して3位入賞を果たした。
川島エンジニアは、0.5勝差で優勝には届かなかったものの、「ディープラーニングモデルのみを用いた将棋AIとしては最高順位を達成することができました」とコメント。大会で使用したモデル及び定跡は、近日中に「棋神アナリティクス」にて提供予定である。
世界コンピュータ将棋選手権とは
「世界コンピュータ将棋選手権」はコンピュータ将棋協会が将棋ソフトの実力向上を図ることを目的に年1回開催される将棋選手権である。本大会は世界最高峰のコンピュータ将棋大会として知られており、国内外の最強プログラムが集結する舞台となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000081022.html