戦争と平和を無言で表現、鄭義信が描く『海の子どもたち2026』


子どもたちの犠牲を鎮魂する無言劇が東京芸術劇場で上演
Myrtle Arts(マートルアーツ)による無言劇『海のこどもたち2026 ボクハ、ワスレナイ』が2026年7月10日(金)から12日(日)まで、東京芸術劇場シアターウエスト(東京都豊島区西池袋1丁目8-1 B1F)で上演される。作・演出は劇作家の鄭義信が手がける。
Myrtle Artsは、社会からなかったことにされそうな出来事や社会問題に耳を傾け、声なき声を演劇として表現することを理念としている団体である。本作品は2017年に沖縄戦を背景に沖縄で初演され、その後東京、台湾での上演を重ねてきた。2020年から当団体が製作し、韓国・中国公演の準備も進めていたが、コロナ禍により中止となっていた。
戦争で犠牲になる子どもたちへの想いを表現
『海の子どもたち2026』では、普遍性を高めて、現在も世界で続く戦争の影響で犠牲になる子どもたちを描く。戦争で亡くなった子どもたちへの鎮魂、そして今を生きる子どもやかつて子どもだった大人たちへの想いを表現する。さらに、身近な社会問題であるいじめも題材に取り上げ、他者を受け入れ、誰も取り残さない共生の価値を観客と共有することを目指している。
台詞に頼らず感覚的に伝える舞台表現
舞台表現は、台詞に頼らない無言劇形式を基盤とし、生演奏、音響、照明などを駆使して、沈黙のメッセージを感覚的に伝える。初演当初からの少年役で登場する橋本フサヨは、コミカルさと哀切を秘めた表現を得意とする。マイマーの鈴木秀城の柔らかくコミカルな表現も定評がある。今回、新しい試みに挑む舞踊家・堀之内真平は、コンテンポラリーダンスや雅楽の特色も生かし全身で表現する。音楽家・寺田英一がギターなどで生演奏に参加する。
演劇界の第一線で活躍するスタッフが結集
舞台監督・吉木均、美術・池田ひろゆき、照明・増田隆芳、音響・藤田赤目、振付・広崎うらん、衣装・太田雅公など、演劇界の第一線で活躍するスタッフが本作に参加する。初演以来変化し続ける世界の現況を反映させつつ、新演出により、新たな価値と体験を観客に届ける作品となる。
チケット情報と上演スケジュール
チケットはカンフェティにて5月18日(月)10:00から発売が開始される。前売料金(税込)は一般5,000円、ペア割2名で9,000円、シニア割70歳以上4,000円、U25割25歳以下3,500円、障がい者割3,500円、U12割12歳以下2,000円、親子割小学生以下と大人1名で5,500円である。上演時間は10日(金)19:00、11日(土)14:00と19:00、12日(日)14:00となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003652.000013972.html