YOSHIKI、音楽業界のメンタルヘルス支援へ10万ドルを寄付


YOSHIKIがMusiCaresへ10万ドルを寄付
YOSHIKIが、自身が設立した米国非営利公益法人「Yoshiki Foundation America」を通じて、米国レコーディング・アカデミーの慈善団体であるMusiCaresに対し、音楽業界におけるメンタルヘルス支援を目的として、新たに10万ドル(約1,570万円)を寄付したことが明らかになった。今回の寄付は、YOSHIKIが長年にわたり継続してきた慈善活動の一環として行われたもの。あわせてYOSHIKIは、MusiCaresの特集記事に登場し、自身の経験やSNS時代における心の問題、そして音楽関係者が必要な支援にアクセスできる環境の重要性について語っている。
継続的な慈善活動の歴史
YOSHIKIはこれまで、「Yoshiki Foundation America」を通じて、子どもたちへの支援、災害救援、音楽教育、医療研究、環境保護など、国内外で幅広い慈善活動を継続的に行ってきた。1995年の阪神・淡路大震災での被災校へのピアノ寄贈をはじめ、その活動は一時的な支援にとどまらず、社会情勢や災害、音楽業界が抱える課題に応じて広がり続けている。YOSHIKIとMusiCaresとの関係は、2014年にレコーディング・アカデミーおよびその関連慈善団体とのプライベートディナーに参加したことをきっかけに始まった。その後もYOSHIKIは、音楽業界で働く人々を支えるMusiCaresの活動に賛同し、長年にわたり継続的な支援を行っている。
これまでの寄付実績
アメリカだけでも2020年には、パンデミックの影響を受けた音楽関係者を支援するため、MusiCaresのCOVID-19 Relief Fundに10万ドル(当時約1,000万円)を寄付。翌2021年には、メンタルヘルス課題に直面する人々への支援を目的に、さらに10万ドル(当時約1,100万円)を寄付した。2024年には、ハリケーン被害を受けた音楽関係者への災害救援として追加で10万ドル(当時約1,500万円)を寄付。さらに2025年初頭には、カリフォルニア州で発生した大規模山火事の被災者支援として、MusiCares、World Central Kitchenをはじめとする複数の団体に総額50万ドル(当時約7,700万円)を寄付し、自身も炊き出し活動にボランティアとして参加した。
メンタルヘルス支援への強い思い
今回の特集では、YOSHIKIが特に強い関心を寄せている「メンタルヘルス支援」について、自身の経験を交えながら語っている。SNS上での誹謗中傷や心への影響について、第21代米国公衆衛生局長官Vivek Murthyとの対談をきっかけに、より強い問題意識を持つようになったという。幼少期に父を自殺で亡くした経験を持つYOSHIKIにとって、メンタルヘルスの問題は決して他人事ではない。これまで自身も、喪失感や孤独、精神的な痛みと向き合ってきたことを明かし、同じような苦しみを抱える音楽関係者やアーティストたちが、必要な時に心のケアや専門的な支援につながれる環境の重要性を訴えている。
ロックスターであっても傷つく心
YOSHIKIは、ソーシャルメディアが大きな存在となった現代において、人は時に「周りからどう見られるか」によって作られた人生を生きてしまうことがあると指摘。その上で、「大切なのは、自分自身に正直でいること。そのための支援をしたい」と語っている。また、2016年に公開されたX JAPANのドキュメンタリー映画『WE ARE X』をきっかけに、自身の過去や心の痛みについて語るようになったYOSHIKIは、「話すことが人を助けることにもつながるのだと気づいた」と明かしている。ステージでは何万人もの観客の前に立つ一方、楽屋に戻ると孤独を感じることもあると語り、「ロックスターだからといって、精神的に強いわけではない。僕たちも誰もがそうであるように、壊れやすい存在です」とコメント。音楽業界におけるメンタルヘルス支援の必要性を改めて訴えた。
ステージ復帰に向けた準備
近年、YOSHIKIは3度目の頚椎手術を受け、約1年にわたるリハビリを経てステージ復帰に向けて準備を進めている。2026年7月には、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールにて「YOSHIKI CLASSICAL 2026」を2夜にわたり開催予定。YOSHIKIはMusiCaresについて、「音楽に関わる人々を支えるコミュニティや組織があることは、本当に素晴らしいことです。MusiCaresは、音楽家が必要な支援にアクセスできる非常に重要な存在です」と語っている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000611.000021123.html