国際脚本メンターシップ研修、3チームの参加者決定


国際脚本メンターシップとは
独立行政法人日本芸術文化振興会の文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等支援事業の一環として、日本国内で映画の企画開発を行っているプロデューサー、監督、脚本家を対象とした研修である。国際的な脚本ラボやワークショップ等で指導経験のある脚本コンサルタントによる指導とフィードバックを提供し、国内外での競争力を持つ作品の創出を後押しするプログラムである。
プログラム内容とメンター紹介
選抜されたチームおよび企画に対し、国際的な脚本ラボやワークショップ等で指導経験のある脚本コンサルタントを紹介し、最適なマッチングを行う。マッチング成立後、初期段階のフィードバックセッションについて「Film Nexus – PRO」が支援することで、脚本を強化していく。
メンターは、アルゼンチン出身の脚本家ミゲル・マチャルスキーと、ルーマニア出身の脚本家ラズヴァン・ラドゥレスクが担当する。ミゲル・マチャルスキーは脚本家、脚本コンサルタント、コーチとして30年間にわたり国際的な映画業界に携わり、20本以上の脚本を執筆・共同執筆するとともに、150本以上の映画にコンサルタントとして関わっている。ラズヴァン・ラドゥレスクは2006年以降、複数の大学で講師を務めるほか、TorinoFilmLab、Less is More、NISI MASA、Ateliers d'Angersなど様々な脚本ラボでチューターとして招聘されている。
研修参加3チームが決定
脚本タイトル『We don't say I love you』に参加するチームは、メンターにミゲル・マチャルスキーが担当する。監督は広島県出身の森ガキ侑大で、2017年に長編監督デビューを果たした『おじいちゃん、死んじゃったって』はタリン・ブラックナイト映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞し、国内で劇場公開された。脚本は1996年生まれの鈴木雄吾が担当し、初自主短編映画『The Head of Factory』が2023年ゆうばり国際映画祭を含め国内外の映画祭で上映されている。プロデューサーは藤田可南子で、2024年にロンドンを拠点とする映画製作・配給会社Felis Pictures Ltd.を設立し、翌年4月より日本にも法人を登記した。
脚本タイトル『とまれかくあれ』のチームも、メンターはミゲル・マチャルスキーである。監督・脚本は東京都出身の山田篤宏で、ニューヨーク大学にて映画制作を学んだ後、第1回木下グループ新人監督賞においてグランプリを受賞した『AWAKE』で商業映画デビューを果たした。プロデューサーは坂野かおりで、劇映画とドキュメンタリーの双方において社会性と娯楽性を両立させた作品づくりに取り組んでいる。
脚本タイトル『HOLD』に参加するチームのメンターはラズヴァン・ラドゥレスクが担当する。監督・脚本は藤谷文子で、13歳で映画『平成ガメラ』で役者デビューし、その後ロスアンゼルスに拠点を移してテレビシリーズや映画に出演した。『HOLD』は藤谷の初長編監督作品となる。プロデューサーは三宅はるえで、2006年の映画『LOVE MY LIFE』以降プロデューサーとして映画を中心に活動し、国内外を問わず人間に焦点をあてた作品を手がけている。
世界市場へ向けた架け橋に
選出された3チームが海外コンサルタントとの対話を通じて企画のポテンシャルを最大限に引き出し、世界市場へと送り出していくことで、本事業が日本の才能をグローバルな舞台へと繋ぐ確かな架け橋となるべく推進していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000274.000103029.html