現代の踊念仏がここに。京都「REZEN KYOTO」が築100年寺院に開業


築100年超の寺院に新ブランド「REZEN KYOTO」が誕生
株式会社アイジーエーが展開する和モードのユニセックスブランド「REZEN(リゼン)」は、2026年5月2日(土)、京都・新京極に位置する寺院「染殿院」内に新店舗「REZEN KYOTO」をオープンした。築100年を超える歴史ある建物を活用した本店舗は、寺院が持つ静寂や趣を残しながら、REZENが掲げる「現代の禅-ZEN-」の世界観を融合させている。歴史・文化・ファッション・音楽・体験が交差する、これまでにない新たな空間として誕生したのだ。
オープン当日には、茶会や現代音楽が融合したレイブイベントを開催。かつてこの地で一遍上人が「踊念仏」を修した歴史を現代的に再解釈し、あらゆる垣根を超えて人々が繋がる、ブランドの新たな門出を象徴する一日となった。
寺院と現代ファッションが融合した唯一無二の空間
京都・新京極の商店街の喧騒を抜けた先に現れる「REZEN KYOTO店」は、築100年を超える歴史的建造物を再活用した店舗である。時宗の開祖・一遍上人が「踊念仏」を修し、かつてない熱狂が渦巻いたとされる「染殿院」の敷地内に、現代的なスタイルで再生された。
趣ある梁や柱はそのままに、店内には目を惹く鮮烈な赤い壁や、ブランドロゴが刻まれた黄金の壁、そしてどこかネオンを思わせる現代的な光を放つ灯篭が並ぶ。歴史ある寺院の静寂と、REZENの尖った現代的感性が融合し、一歩足を踏み入れた瞬間に別世界へと誘われるような空間が完成した。
店内に飾られた絵にもこだわりが詰め込まれている。REZENのディレクターによって制作されたこの絵は、一遍上人が踊念仏を通じて人々を没入へと導いている様子が描かれたもので、そこにREZENの解釈を融合させた。斬新にも絵を赤く染め、スパンコールをちりばめることで、かつてない熱狂を、現代的な輝きとして鮮やかに表現している。古きものを壊すのではなく、受け継ぎながら新しい価値を上書きしていく。寺院とファッション、伝統と現代が交差することで、この場所にしかない独自の世界観をもつ特別な店舗として誕生したのである。
福井の伝統工芸とREZENの融合
店内では、REZENのアイテムに加え、創業の地・福井県の伝統工芸品も展開されている。お茶席で使用されるお茶碗も「宗倉陶業」の越前焼である。中でも注目を集めたのが、今回新たに生み出された、「越前打刃物」と「越前箪笥」の職人そしてREZENの現代的な感性とがコラボレーションした特別な包丁となっている。
独自の技術と越前打刃物の伝統の技を駆使する「龍泉打刃物」と越前箪笥の技術を活かして繊細な木製細工を作っている「小柳箪笥」の包丁カバー、そしてREZENの持つ現代的な感性が組み合わせられ、工芸の魅力を現代的な感性で再構築した特別なアイテムとなっている。日本の高い技術と信頼が詰まった工芸品の真髄を体現するその美しさは、特にインバウンドの方々から高い関心を集めた。
紫の茶室で交わされる一期一会の対話
店舗2階には、幻想的な紫色に包まれた茶室空間が設置されている。オープン当日は、代表の五十嵐昭順が自ら「亭主」を務め、裏千家準教授・山羽宗恵氏のお点前とともに、VIPや招待客を一期一会の心でお迎えした。
五十嵐は一人ひとりに丁寧な言葉を掛け、静謐な空間の中で深い対話を共有。お茶を通じて心を通わせるその時間は、単なる接客の域を超え、人と人との距離を縮める濃密な「体験」そのものとなった。寺院という特別な地だからこそ生まれる空気感の中で、現代における「心を交わす時間」の深い価値を伝えるものとなっている。
REZEN KYOTOは単なる物販の場にとどまらない。今後この茶室にて定期的にお茶席や文化体験イベントを開催していく予定である。特にお茶席ではお茶をいただくだけでなく、ご自身でお茶をたてる体験も開催予定で、訪れる人々へここでしか味わえない特別な「没入体験」を継続して提供していく。
現代版踊念仏が体現された熱狂の夜
日没後に行われた「REZEN RAVE」は、一遍上人が目指した「歓喜の世界」を現代に蘇らせる光景となった。メインパフォーマンスを務めたのは、上海を拠点に活躍する福井出身のラッパー・TSUJI氏である。自身も時宗を信仰するTSUJI氏は、この聖地が持つ歴史的背景に深く共鳴し、寺院に鳴り響く重厚なビートとともに、この日のために書き下ろした特別なリリックを披露した。その言葉とリズムは、国籍や言語の壁を超えて人々の感情を揺さぶり、会場を瞬く間にひとつに繋いだ。
また今回は福井出身で、ダンスや振付師として活躍されているダンサー・RIE氏をお招きした。RIE氏は以前、福井県陽願寺で開催された「音の宴」でもREZENを纏って舞を披露してくださったこともあり、今回も圧巻の舞を披露。その場にいる全ての人々を引き込むような舞に観衆は深く魅了され、集まった人々の熱狂もより高まっていった。
最後はRIE氏の誘いによって、その場にいた全員が踊りの輪に加わった。音楽に誘われて足を止めた通りがかりの方々や、多くの海外観光客も次々と輪に入り、年齢、国籍、性別を超えて手首につけた鈴を鳴らしながら誰もが笑顔で体を揺らす。その熱狂的な一体感は、身分や貧富の差を超えて人々を救いへと導いた一遍上人の「踊念仏」そのものであり、REZENが理想とする「境界のない世界」がまさに体現された瞬間となった。このレイブイベントも定期的に開催していく予定である。
REZEN KYOTOが目指す世界
オープン以来、国内外から届く温かな反響がある。「マネキンに一目惚れした」「お寺の中にこの世界観があるのが最高」というお声や、海外のお客様からの「スタッフがとてもフレンドリーで、最高の体験になった」という言葉が寄せられている。中には、夜に店構えに惹かれ、翌日改めて買いに来てくださる方もいるほどである。
こうした一つひとつの出会いは、まさにREZENが目指す「国境や垣根を越えて、みんなが繋がる場所」としての形そのものだ。かつて一遍上人は、身分や立場を超えてあらゆる人々を巻き込み、踊念仏を通じて「縁」を広めた。その想いを受け継ぎ、REZEN KYOTOもまた、ファッションを通じて人と人、文化、そして地域を繋ぐ場所でありたいと考えている。
寺院という歴史ある空間から、現代の感性で再解釈した「新しい熱狂」を世界へ発信する。REZENは国境や年齢、性別の壁を越え、世界中の人々を繋ぐ懸け橋のようなブランドであり続けたいと願っている。REZEN KYOTOが、新たな縁を結ぶ地になれるよう、京都から世界へ「没入」という名の価値を発信し続けるのである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000041473.html