教育現場の課題を解決する「AI+Me」、千代田区教職員向け研修で活用法を実演


教育現場が直面する生成AI導入の「3つの壁」
アルサーガパートナーズ株式会社が千代田区の教職員を対象に、教育生成AI「AI+Me(アイミー)」の活用研修を実施しました。本研修では、生成AIを教育現場でどう捉え活用していくべきかがテーマとなりました。教育現場が生成AI導入に踏み切れない理由として、情報漏洩のリスク、ガイドラインへの準拠、そしてデータプライバシーの保護といった課題が存在しています。これらの課題に対して、AI+Meは汎用的なAIサービスとは異なり、入力したデータが第三者のAI再学習には一切利用されない独自のセキュアな仕組みを備えています。さらに、不適切な質問を一律でブロックするだけでなく、管理者が違反質問を把握し、悩みを抱えた児童・生徒の早期ケアに繋げるための管理機能も搭載されています。
現場の声から生まれた3つの独自機能
AI+Meには、実際の教育現場の声から生まれた独自の機能が実装されています。まず「LLM比較機能」は、同じ質問に対してGPTやClaudeなど複数のAIモデルの回答を並べて比較できるもので、生徒が「分野ごとに適したAIがある」と実体験を通じて気づくことができます。次に「プロンプト共有機能」は、校内で優れたAI活用事例を共有できるため、AI活用が苦手な教員でも他の教員が作成した実用的なプロンプトを再利用することで、即座に業務効率化の恩恵を受けられます。そして「ディスカッション機能」は、複数人のグループチャットにAIを参加させ、AIが直接答えを出すのではなく、生徒同士の意見を集約し議論のファシリテーターとして機能することで、生徒の主体的な意思決定を支援します。
教職員からの質問と現場の課題
ハンズオンを経た教職員からは、ディスカッション機能での音声入力や画像・動画作成の可否、個人名を含むデータ入力時の安全性、小学校データの登録などに関する実践的な質問が相次ぎました。複数人の音声から発言者を正確に判別する技術の難易度や、動画生成は技術的に可能だが教育的観点での活用効果を慎重に議論した結果、現時点では実装を見送っているといった回答がなされました。一方、システム上、入力データが外部学習に使われることはなく技術的には守られており、管理画面から独自のフォルダを作成し、各校のプリントや教科書データを読み込ませてカスタマイズすることが可能であることも説明されました。
生成AIを「教育インフラ」へ位置づける必要性
研修の終盤、講師は移動手段が馬から自動車に変わった際に、自動車を禁止するのではなく「交通ルール」が作られたという例を挙げ、生成AIも同様にアプローチすべきだと指摘しました。遠ざけるのではなく、先生方が安心して使える環境を整え、生徒たちと一緒に「より良い使い道」を考えていくことが大切であるという考えが示されました。生成AIを使うことは、蛇口をひねって水が出るのと同じような社会インフラになりつつあり、AIが身近にある世界はすでに始まっているとの指摘も為されました。アルサーガパートナーズでは、教職員向けのAIリテラシー向上の研修や、実際の授業での活用を想定したワークショップを随時実施しており、デモ画面を用いた説明会も可能となっています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000338.000028308.html