AI音声技術がカンヌ映画祭を魅了、ElevenLabsが世界遺産XR作品に協力


カンヌ国際映画祭で日本のXR作品が世界デビュー
イレブンラボジャパン合同会社は、株式会社CinemaLeapが2026年5月にフランス・カンヌで発表したXRイマーシブ作品において、冒頭ナレーションのAI音声生成に技術協力したことを発表した。第79回カンヌ国際映画祭では、日本が「Country of Honour(主賓国)」として世界的な注目を集める中での発表となっている。
本作品はカンヌ国際映画祭の併設マーケット「マルシェ・ド・フィルム」の公式プログラム「Immersive部門」内で開催された「Japan Immersive Showcase」にて公開された。ソニー株式会社の技術協力のもと、世界遺産・二条城を舞台にした最新XR作品のパイロット版である。
世界的ダンスアーティストKento Moriの声がAI技術で昇華
本作品には、世界的ダンスアーティストのKento Mori氏がクリエイティブ・パートナーとして参画し、「伝統の美と現代の動が共鳴し、新たな伝説が生まれる」をテーマに制作されている。古より伝わる異界の脅威を舞によって浄化する、能動的な物語体験が描かれた作品だ。
イレブンラボは、作品の世界観へ鑑賞者を一瞬で引き込む冒頭ナレーションにおいて、Kento Mori氏の声をもとにしたAI音声生成を担当した。具体的には、Kento Mori氏の声をクローニングした上で、その声本来の圧倒的なエネルギーと特徴を維持しながら物語のトーンに合わせて声色を再設計し、作品世界に合わせたナレーション表現を生成している。
XR・イマーシブ作品における音声表現の革新
XRやイマーシブ作品において、音声は単なる情報伝達ではなく、鑑賞者を物語世界へ深く導く重要な表現要素である。特に、アーティスト本人の声や身体性と結びついた音声表現は、作品の没入感やリアリティを大きく左右する。今回の取り組みでは、AI音声生成により、本人の声が持つ個性や質感を極限まで活かしながら、作品の世界観に調和する新しい音声表現を実現した。
AI音声技術でクリエイターの表現可能性を拡張
イレブンラボの音声AI技術は、ナレーション、吹き替え、多言語展開、キャラクターボイス、インタラクティブ体験など、クリエイティブ領域における音声制作の可能性を広げている。本取り組みは、世界的な映画・XRの発信地であるカンヌにおいて、日本発のクリエイティブ作品と最先端のAI音声技術が結びついた画期的な事例となる。今後も、映画、XR、アニメーション、ゲーム、ライブエンターテインメントなど、多様なクリエイティブ領域においてクリエイターの想像力を解き放つAI音声技術の提供が進められる予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000160611.html