FabCafe Chibaが千葉・亥鼻公園内にオープン、6月1日から営業開始


ロフトワークが千葉に新拠点、FabCafe Chibaを6月1日オープン
株式会社ロフトワークは、2026年6月1日(月)、千葉市中央区の亥鼻公園内にある公共施設「いのはな亭」の茶店スペースを活用した新たな拠点「FabCafe Chiba」をオープンする。2026年4月からロフトワークが指定管理者として施設管理を行っている。
FabCafe Chibaは、カフェ営業、地域商品の販売、展示、季節企画、イベントなどを展開するカフェ・ショップ・企画拠点だ。営業時間は10:00〜16:30(ラストオーダー16:00)で、定休日は不定休となっている。
千葉の歴史文化を新視点で発見できる空間
亥鼻公園は千葉のまちの始まりの地とも言われるエリアに位置し、千葉市立郷土博物館(通称:千葉城)、千葉県文化会館、図書館などの文化施設が集積している。FabCafe Chibaでは「千葉を嗜む」を合言葉に、千葉市・千葉県にゆかりのある食材、商品、工芸、アートを紹介する。地域の素材を生かしたフードやドリンク、千葉にまつわる商品販売に加え、展示やワークショップ、マルシェなどを通じて、地域の魅力を新たな視点で発見し、楽しむ機会をつくっていく。
既存のものを創造的に再利用する「トランスポッセ」
FabCafe Chibaが大切にするのは、既存の場所やものを単に新しいものへ置き換えるのではなく、その背景や記憶を読み解きながら、新たな用途や意味を与えていくことだ。1981年に建てられたいのはな亭は、茶店や集会所として地域の人々に親しまれてきた。敷地内の数寄屋造りの集会所には、茶の湯の文化に通じる「見立て」や「近くにあるものを生かす」感覚が息づいている。
FabCafe Chibaでは、こうした場所の文脈を受け継ぎながら、家具や什器、器などにも既存のものや地域で見つけたものを活用する。捨てられそうなもの、見過ごされてきたものに新しい役割を見出し、編集し直すその実践を通じて、まちの資源を創造的に利活用し、新たな価値として提案していく。この考え方を「transpossé(トランスポッセ)」という造語で表現している。既存のものを置き換え、読み替える「transpose」と、仲間や集団を意味する「posse」を掛け合わせた言葉で、空間、もの、文化、営みを再解釈し、地域の仲間たちとともに新たな関係性へつなぎ直していく姿勢を込めている。
亥鼻エリアから拡がる分散型の創造拠点へ
亥鼻エリアは、歴史的・文化的な資源が集中する貴重なエリアである一方、近年は空き店舗の増加や経年劣化した公共施設の見直しなど、地域のにぎわいや人が集う場のあり方を見直す必要が生まれている。FabCafe Chibaでは、カフェ、ショップ、展示、マルシェ、ミートアップ、ワークショップなどの活動を通じて、既存の都市資産を新しいかたちで活用し、新しい日常をつくりつづける創造拠点をめざす。将来的には、いのはな亭を起点に、周辺の空き店舗や文化施設とつながりながら、亥鼻エリア全体をひとつの創造的なネットワークとして育てていくことも視野に入れている。
ロフトワークが千葉で始める創造的な実験
FabCafe Chibaの発起人は、ロフトワーク Culture Executiveの岩沢エリだ。千葉に暮らし、地域の歴史や文化、都市の変化に日々触れてきた岩沢が、「千葉のまちに、もっと多様な人が集い、つくり、試せる場所をひらきたい」という思いから構想を立ち上げた。運営には、千葉を拠点に活動し、芸術祭や地域でのプロジェクトにも携わってきたクリエイターユニット・岩沢兄弟も参画する。さらに、空間や場の編集を手がけるロフトワークのLAYOUTも加わり、いのはな亭の茶店スペースを起点に、地域の素材や既存のものを生かした空間づくり、展示、企画、イベントを展開していく。ロフトワークは、FabCafe Chibaを通じて、地域の人々とともに新しい価値を生み出す場づくりの実践を育てていく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000004703.html