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防災アプリ『SIXTHVIEW』がイタリアのA' Design Award受賞、津波予兆を可視化

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報道発表
A' Design Award and Competition 受賞式の様子(イタリア・コモ)(プレスリリースより)

世界最大級のデザイン賞でブロンズ受賞

クリエイティブラボOut of Blue Inc.の次世代防災IoTプラットフォーム『SIXTHVIEW』が、世界最大級の「A' Design Award and Competition」の災害救助・防災デザイン部門でブロンズ賞を受賞した。イタリアを拠点とする同アワードは、建築やプロダクトデザイン、コミュニケーションデザインなど多岐にわたる分野の企業やデザイナーが競い合うグローバルなプラットフォームである。

SIXTHVIEWは、自然災害に伴う超低周波音(インフラサウンド)をリアルタイムで収集・可視化し、早期検知を可能にする防災インフラサウンド可視化アプリだ。意匠登録出願中の独自UX・UIを備え、防災テックとメディアアートが融合した新たなインフラを提示している。代表及びクリエイティブディレクターの山﨑みどりは、同アワードの審査員にも選出され、デザイン界の発展に貢献した。

人間には聞こえない音を直感的な情報に変換

SIXTHVIEWのインスピレーションは、気象情報がデータやメディアからの情報に限られるものではないというシンプルな気づきから生まれた。人間は本来、微妙な大気の気配を自然に体感し、察知している。地震、津波、火山噴火などの大規模自然災害は、人間には聞こえないインフラサウンドを発生させるが、このインフラサウンドデータを非専門家にも分かりやすい情報へと「可視化デザイン」することで、一般市民が専門知識なしに大規模自然災害の予兆を直感的に把握できる。

インフラサウンドは周波数20ヘルツ以下の「超低周波音」で、地震や津波発生時には1,000kmを超える遠方まで伝搬する特性を持つ。海底で岩盤の隆起や沈降が生じて津波が発生する際、その海水の動きが大気を振動させ、インフラサウンドが生まれるのだ。

リアルタイム可視化とスマートフォン最適化

SIXTHVIEWは、防災に関心を持つ全ての一般市民を主なターゲットとしている。IoTセンサーネットワークから収集した自然現象のインフラサウンドを、リアルタイムでGIS地図上に可視化し、専門知識がない人でも自然現象の変化を直感的に把握できるよう設計されている。また、災害発生時にも利用しやすいよう、屋外利用のニーズに応えたスマートフォンでの操作性を重視した。

本プロジェクトは、デザイン思考のプロセスを導入し、テクノロジー主導ではなく「人間中心の設計」を貫いている。一般市民に対してインフラサウンドデータのニーズ調査を徹底して行い、非専門家でも直感的に理解できる可視化デザインに加え、色覚に配慮したユニバーサルデザインを融合させている。

市民参加型防災ネットワークの構築を促進

2019年には、全国でインフラサウンド観測を行う研究機関や大学とともに「インフラサウンド研究コンソーシアム」が発足し、全国の観測地点は約100カ所に達している。インフラサウンドをテーマとする研究者が互いに連携し、データを共有することで、研究の飛躍的な進展と災害早期検知精度の向上に貢献しているのだ。

日本は災害が多く、近年は異常気象への不安も高まる中、調査では一般市民の間でもインフラサウンドデータに対する高い関心とニーズがあることが明らかになった。SIXTHVIEWは、地域住民が主体的に自然事象情報にアクセスし、自ら安全を守る日常的な防災・減災への貢献を目指し、市民参加型防災ネットワークの構築を促進している。これはSDGs目標「住み続けられるまちづくりを」に向けた取り組みでもあり、地域社会全体のレジリエンスを高めることに貢献する。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000178031.html