伝統と現代アートの融合、玉乃光酒造「350X」がクリエイター公募を開始


京都の酒蔵が初の公募形式でクリエイターを募集
350年以上の歴史を持つ玉乃光酒造と、クリエイティブ集団Skeleton Crew Studioが展開するアート日本酒プロジェクト「350X」は、シリーズ5に向けてプロジェクト初となる公募形式での共創クリエイター募集を開始した。これまで国内外24名のクリエイターが参加してきた同プロジェクトが、今回新たに一般公募という形で新しい才能との出会いを目指している。
試験醸造による実験的な日本酒とアートの掛け合わせ
「350X」は、試験醸造による実験的な日本酒と現代クリエイターの表現を組み合わせるプロジェクトである。日本酒ラベルを単なるパッケージではなく、作品を届けるメディアとして捉え、シリーズごとに異なる世界観を生み出している。試験醸造とは、本格的な量産の前に、米、酵母、麹、仕込み配合、発酵温度、熟成方法などを変えながら新しい香りや味わいを探る小規模な醸造のことである。玉乃光酒造にとっては研究開発にあたる重要な工程であり、伝統を受け継ぎながらも新しい酒質や表現の可能性を探る場となっている。
350Xでは、試験醸造によって生まれた日本酒の個性を「王道・安定」から「斬新・面白み」、「軽やか・すっきり」から「ふくらみ・華やか」といった軸で可視化している。シリーズごとに異なる味の方向性を持たせながら、クリエイターの表現と掛け合わせることで、1本ごとに異なる世界観を実現している。
2026年6月開募、多様なジャンルのクリエイターを歓迎
今回の募集では、シリーズ5の参加クリエイター1名に加え、今後の350Xシリーズで共創できる新たな仲間との出会いを目指している。応募期間は2026年6月1日から6月30日までで、採用予定はシリーズ5の参加クリエイター1名、今後のシリーズ採用候補若干名である。
ジャンルは問わず、イラスト、グラフィック、写真、アート、ゲーム、映像、キャラクター、ファッションなど、ジャンルを越えたクリエイターが対象となる。原則として20歳以上であることが条件だ。制作・共創サポート費用は10万円(税別)で、シリーズでの制作が実現し、成果物の納品・確認後に支払われる。
クリエイターの活動を広げる多角的なサポート体制
350Xは、ラベル制作をして終わりのプロジェクトではない。参加クリエイターの活動が広がるよう、公式noteやSNSでのインタビュー掲載、お披露目イベント、試飲会、展示やトークイベント等への参加、個展や展示活動における日本酒提供・協力などが予定されている。さらに、350X関連イベントやポップアップでの作品紹介や、玉乃光酒造とSkeleton Crew Studioのネットワークを活かした発信協力も行われる。
350Xは、クリエイターの表現を社会とつなぐ実践の場であり、日本酒、伝統文化、地域、アート、デザイン、ポップカルチャーのいずれかに関心を持つ者とともに、次の100年に向けた新しい日本酒文化をつくることを目指している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000096911.html