未来を描く10年後のプレスリリース、岩手・盛岡で初開催、6社受賞


2036年の未来像を競う「10年後のプレスリリースコンテスト」開催
株式会社PR TIMESが主催する「Future Pressrelease from IWATE」のファイナルイベントが、2026年5月31日に岩手県盛岡市・キオクシアアイーナにて開催された。10年後の自社の姿を描いたプレスリリースで競うピッチコンテストには、累計150名を超える来場者が集まり、スタートアップ各社の熱気と岩手の情報発信への期待感があふれる一日となった。ファイナリスト10社によるピッチに続き、スピードスケート五輪金メダリスト・髙木美帆さんによる特別ゲストトークセッションも行われ、会場は大きな感動に包まれている。
6つの受賞企業が発表される
全審査員の合議によるイーハトーブ賞には、株式会社WAKUが選出された。特殊酵母プラットフォームで日本農業の気候変動対応を変える10年のビジョンが高く評価された。代表取締役CEO姫野亮佑氏が登壇し、グルタチオンを農業に活用する独自のアプローチを発表した。
ビジョナリー賞には株式会社プラウズが選ばれ、農業を「継ぐ仕事」から「選ばれる仕事」へという明確なビジョンのもと、地域の雇用課題に真摯に向き合う社会インパクトが評価された。ロードマップ賞は株式会社東北医工、スタクラ賞はhug.kumu、ネクストユニコーン賞は株式会社築(Kizuki)、チャグチャグ賞は株式会社1684がそれぞれ受賞している。
多様な分野から集まった10社が2036年の自社像を提示
イベント午後3時、医療・農業・演劇・建設・観光・教育・美容と多様な分野から集まった10社が、それぞれ4分間のピッチで「2036年の自社の姿」を熱く語った。審査員からの総評では、高齢化や介護、不妊治療、住宅不足、担い手不足などの社会課題に真正面から向き合う内容や、岩手の酒蔵や工芸を盛り上げる取り組みなど、多種多様な熱意あふれる発表が続いたと述べられている。10年後の自社のプレスリリースを書くというコンテストは、「多くの人が共感できる未来を描くための問い」であり、「目指すゴールを伝えることがパブリックリレーションズの第一歩」であるという認識が示されている。
特別ゲストに髙木美帆さん登壇、会場に感動広がる
ピッチ審査と並行して行われた特別ゲストトークセッション「等身大を受け入れる〜引退・髙木美帆が語る、飾らない自分の届け方〜」では、スピードスケート五輪金メダリスト髙木美帆さんが登壇。2026年4月に現役引退を表明したばかりの髙木さんが、自身の競技人生を通じた情報発信の哲学と、新しい一歩を踏み出すすべての人へのエールを届け、会場は大きな感動に包まれた。
岩手から「発信格差ゼロ」を目指すプロジェクトの一環
このコンテストは、「チャグチャグいわてPRプロジェクト」の一環である。PR TIMESが実施した調査では、「プレスリリースを知らない」と回答した割合が岩手県で最大となり、大都市圏と地方の情報発信力に大きな格差があることが判明した。そこで、スタートアップ向けのコンテストや中小企業を対象にした伴走型支援を展開し、学生・子ども向けのワークショップまで産学連携で一体的に繰り広げることで、誰もが価値ある情報を伝えられる「PRの民主化」に挑戦している。岩手から「発信格差ゼロ」を目指す実証プロジェクトとして位置づけられている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001670.000000112.html