神戸市役所本庁舎2号館が建て替え、コンラッド神戸2030年開業


老朽化した庁舎を民間活力で再生
オリックス不動産を代表企業とするコンソーシアムが、神戸市役所本庁舎2号館再整備事業の建設工事に本格着手した。建築から60年以上が経過した老朽化した庁舎を建て替え、市庁舎機能を再整備するとともに、三宮駅周辺とウォーターフロントエリアの中間地点という立地を活かし、賑わい創出と国内外からの集客・交流促進を目指している。同事業に加え、高層階には兵庫県初進出となるヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」の開業が決定している。
コンラッド神戸が2030年開業予定
ホテル事業の幹事会社であるオリックス不動産株式会社とヒルトンが運営委託契約を締結し、ホテル名称を「コンラッド神戸」に決定した。開業は2030年を予定している。地上4階および高層20階~28階に配置される同ホテルは、50㎡を中心とする136室の客室のほか、ラウンジ、レストラン、バー、フィットネス、スパ、プール、約500㎡のボールルーム、多目的なミーティングスペースなどを設置する計画である。
三宮~ウォーターフロント間の回遊性向上
本施設の立地特性を活かし、新たな出会いとコミュニティが生まれる公共機能と、国内外に神戸の魅力を発信する民間の集客・賑わい機能を導入する。地下通路などとのスムーズな接続や施設内通路の整備により、歩いて楽しい神戸のまちの回遊性向上に寄与する。低層部には公共空間として利用できる「(仮称)市民利用空間」を設置し、森林資源が豊かな神戸らしい木のぬくもりや緑を感じながら、イベントや休憩、交流などができる空間とする。
複合機能で多彩なニーズに対応
低層部分には市役所機能のほか商業機能、屋上庭園を複合的に配置する。高層部分にはコンラッド神戸とハイグレードなオフィスを導入し、4階にはホテルのボールルームや会議室を備えたカンファレンス施設を整備してビジネス交流の機会創出を図る。神戸市内で最大級となる1フロアあたり約500坪(1,680㎡)のハイグレードなオフィスは、1フロアの一体利用から約45坪(150㎡)の分割利用まで対応可能である。商業施設はフラワーロード沿道の地上1・2階や地下1階に配置され、地域の魅力を発信する個性あるさまざまな飲食・物販・サービス店舗が入居する予定である。
環境・防災に優れたランドマーク
建物全体でCASSBEE神戸の最高ランクであるSランクを達成している。市庁舎部分はZEB-Oriented相当でBELS認証を取得し、環境性能に優れた設計となっている。防災面では中間階免震構造を採用して地震時の安全性を向上させるとともに、浸水対策として電気室や機械室、防災センターなどの重要設備室を上層部に配置する。神戸の海と山を結び周辺景観と調和する上質な外観設計で、夜間はホテルロビー空間がライトアップされ港町神戸を象徴するランドマークとなる。
2029年竣工予定、順次供用開始へ
本格着工は2026年6月、竣工は2029年9月の予定で、竣工後は順次供用開始する予定である。所在地は神戸市中央区加納町6丁目5番1号。計画地面積は約4,900㎡、延床面積は約77,000㎡、建物高さは約135mとなっており、地下2階、地上29階、塔屋1階の鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造で構成される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000056240.html