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経済格差を超える奨学金「カタリバ奨学金」募集開始、100名枠で最大50万円給付

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候補者・推薦者
報道発表
プレスリリースより

進学率85.4%の時代、経済的困難が進学を阻む現実

2025年度の文部科学省調査によると、大学や専門学校などの高等教育機関への進学率は85.4%に達しており、高校卒業後に進学することは当たり前と感じられる社会になりつつあります。しかし一方で、家庭の経済状況、奨学金に対する考え方、制度・情報へのアクセスの難しさなど、さまざまな理由により大学進学を諦めざるを得ない高校生も少なくありません。世帯年収400万円未満の家庭では、「申請のタイミングを逃した」「将来、返済できるか不安」といった理由から、奨学金に応募しなかったケースも多く見られます。

「お金がない」だけではない、複雑な進学の壁

カタリバが出会った高校生や家庭の中には、「手続きや申請が複雑で、自分たちだけでは進めきれない」「進学後にどれくらいお金がかかるのかわからない」「家庭の状況を考えると、保護者と進学について相談しづらい」といった声が聞かれます。また、外国にルーツを持つ高校生は在留資格によっては、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金対象外となる場合があります。こうした背景を持つ生徒の多くは、高校在学中からアルバイトで進学費用を準備していますが、近年の学費や生活費の高騰により、進学を断念せざるを得ない状況が生まれています。

「渡して終わり」にしない、3本柱の支援体制

認定特定非営利活動法人カタリバと「コーチ財団」のパートナーシップにより立ち上げられた「2026年度カタリバ奨学金」は、2026年6月15日より募集を開始しました。本奨学金は給付型支援、公的制度の理解や申請手続きへのサポート、そして個々の状況に応じたファイナンシャル・プランニングという3本柱で、進学と自立を支援します。第3期となる今年は、募集枠を100名へと広げ、うち30名は外国ルーツの方を対象としています。

成績ではなく「困りごと」を重視した選考

本奨学金の特徴は、学業成績を選考基準とせず、ひとり親家庭や社会的養護経験者、親と暮らせない方、大学第1世代、JASSOの奨学金対象外の在留資格の方など、家庭環境や制度上の制約により進学に困難を抱える高校生を優先的に採用することです。応募に向けた事前のオンラインサポートでは、「奨学金のことはよく分からない」「大学でどのくらいお金がかかるのか試算したい」といった相談に応じます。ファイナンシャル・プランニングでは、受験費用・学費・生活費など進学にかかるお金を可視化し、その準備方法をワークショップと個別面談を通じて支援します。

最大50万円の2段階給付で進学と自立を支援

本奨学金では2つの支援を実施します。「大学受験費用の奨学金」は全100名を対象に上限10万円を給付し、受験料や交通費、宿泊費、入学金などに充てられます。給付時期は2026年9月以降です。「自立に向けた奨学金」は奨学金①の受給者から50名を選抜し、上限50万円を給付します。入学金や一人暮らし準備費用などに使用でき、給付時期は2027年1月以降となります。いずれも他の奨学金との併用が可能です。応募資格は2027年4月に大学または短大への進学を検討している日本国内在住の最終学年の高校生、浪人生(2浪まで)、高卒認定取得者で、経済的な支援を必要としている方です。応募受付期間は2026年6月15日(月)から7月13日(月)23:59までで、詳細は公式サイトで確認できます。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000060187.html