金属と植物が融合する、エルメス財団の夏の展覧会が亀有で開幕


金属の本質を五感で探求する「スキル・アカデミー」
エルメス財団は2021年から自然素材を巡る職人技術や手わざのプログラム「スキル・アカデミー」を開催している。2025~2026年は「金属」をテーマに、書籍『Savoir & Faire 金属』の出版、展覧会、春のワークショップを実施してきた。7~8月の「夏のオープンクラス」では、3組のアーティストによるグループ展「結合」と素材に触れるワークショップを通じて、金属とのより深い対話を探求する。
3組のアーティストによる実験的な作品展示
本展覧会では、金属のミクロな構造やメカニズム、その科学・技術史を参照しながら、実験的に金属と対話するアーティストたちに着目する。レオノール・セラーノ・リヴァスは、電気鋳造を応用し、朽ちゆく植物を金属の「第二の皮膚」で保護することで、無機物と有機物が結合したハイブリッドな生態系を作品化する。一方、Playfoolによるカメ型ロボットは金属の甲羅に覆われ、周囲の環境に呼応しながら自律的に動き、観客とのコミュニケーションを通じて日常に潜む金属のふるまいを知覚させる。花火師としても活動する島田清夏は、炎色反応の原理を応用した花火の物質性を問いかけ、金属固有の「色」の成立ち、すなわち熱加熱時に金属原子から分離した電子が安定した軌道へ戻る瞬間に知覚される光の波長を表現する。
ワークショップと春の成果報告展示
関連企画として、SKACを手がけたDAIKEI MILLSとともに足場を組んで建築づくりを体験するプログラムや、ジュエリーデザイナーの奥山慎とともにジュエリーづくりをするワークショップを開催する(要事前申し込み)。また、10組の専門家を迎えた中学生・高校生向けの春のワークショップの成果を、金属に触れることで紡ぎだされた言葉、実際の道具や記録映像とともに展示・発表する。
2026年7月15日(水)から亀有で開催
「スキル・アカデミー 金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」は、2026年7月15日(水)~8月16日(日)、東京都葛飾区西亀有のSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)で開催される。開館時間は11:00~19:00、休館日は月・火(ただし7月20日(月・祝)、8月11日(火・祝)は開館)。入場料は無料である。主催はエルメス財団。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000154349.html