中づりポスターの魅力に迫る!「2022年度 Metro Ad Creative Award」
東京メトロの交通メディアを最大限に活用する「2022年度 Metro Ad Creative Award」がやってきました。
部門は、中づりポスターを募集する「デザイン部門」、駅構内メディアを募集する「プランニング部門」、駅のサイネージやTikTok動画を募集する「TikTok広告部門」の3つです。締切は2022年12月23日。各部門グランプリ受賞者には50万円が贈られます(※TikTok広告部門は賞品)。
中づりポスター=車内のエンタメ!
電車内に暖簾(のれん)のように吊るされている「中づりポスター」は、電車ユーザーの方にはおなじみの存在。目に入りやすく、つい読んでしまいますよね!
この中づりポスターは、近年では斬新なアイデアも多く、SNSで話題になることもしばしば。たとえば、西川産業の中づりポスターは、本物の布団を吊るして乗客の度肝を抜きました。つい触りたくなる位置にある中づりポスターの特性を生かし、実際に商品に触れてもらうことで、話題性だけでなく品質も周知することができました。
Metro Ad Creative Awardで毎回注目を集める「デザイン部門」では、そんな「車内のエンタメ」ともいえる中づりポスターの作品を募ります。中づりポスターの募集について、主催者はこう語ります。
昨今、交通広告の主流が紙からデジタルへと変化し、データやテクノロジーも加わる形となったことでインタラクティブな広告表現が可能となりました。一方で、体験や出会いを基にインパクトを与えることができるリアルメディアならではの魅力も追求し、再発信したいという思いがありました。
中づりポスターをはじめ、実際に乗客と接するリアルメディアだからこそ可能な表現が期待されます。
(前回デザイン部門グランプリ「ありえない、と笑いますか。」強いメッセージ性が評価された。)
審査員はトップクリエイター
今回は前述の「デザイン部門」だけでなく、駅構内メディアの企画や、動画広告の募集も行われます。新しい交通広告やOOH(Out Of Home=屋外広告)の可能性を追求する、ワクワクする公募です。
(前回プランニング部門グランプリ「聴く路線図」。路線図に触ると音が鳴る。)
(前回TikTok広告部門受賞「コーヒーンピック大会」。同部門は前回からスタートした。)
審査には、資生堂やルミネのコピーを手がけ数々の賞を受賞しているディレクター・尾形真理子氏や、東日本「行くぜ、東北。」などを手がけたクリエーティブディレクター・八木義博氏など、国内のトップクリエイターやインフルエンサーが参加します。今、一番アツい広告が選ばれること間違いなし!
ギャラリートレインでお披露目
2023年5月にはギャラリートレインが運行され、受賞作品のお披露目が行われる予定です。多くの人に自分の作品を見てもらうチャンスですね!
主催者によると、過去5回の応募傾向としては、高校生から50代~60代まで幅広く応募者があるとのことです。なかでも20代~30代のデザイナー・クリエイターの応募が最も多く、学生も応募総数の3割~4割を占めています。過去の受賞者同士で連絡を取り合い、情報交換をしたり、ともに企画したり……と、切磋琢磨しつづけるケースも少なくないそうです。
新しい交通広告がここから始まり、そして、新しい才能がここから開花しそうなアワード。広告会社で制作に携わっている人はもちろん、フリーのデザイナー、デザインを勉強中の学生など、日頃培った実力の腕試しする絶好の機会です!
芦田みどり
公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://maca.sendenkaigi.com/index.html
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