あのサラリーマン川柳が改名!「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」
第一生命保険株式会社主催の「サラリーマン川柳コンクール」が「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」に改名し、募集。2021年の第35回大会で累計応募数136万句を越えるほどの人気でしたが、より身近に感じられるようになりました。これまで笑っているだけだったサラ川ファンには吉報、常連にとっては戦々恐々。締切は2022年10月31日です。素敵な賞品獲得めざして、サラっと一句、考えましょう。
さらば 愛しのサラ川
第一生命の社内報企画から始まったサラ川。1987年に一般公募となってからは、働く世代の日常をユーモラスに詠んだ句が注目を集めてきました。
今回改めて歴代1位作品を通勤電車内で再確認した私、1人笑いが止まりませんでした。マスクをしていてよかった! ということで、皆さんにも思う存分、笑っていただきましょう。
注)電車内で爆笑するときは、マスクを忘れずに。
会社へは 来るなと上司 行けと妻
なかじ(第34回)
スポーツジム 車で行って チャリをこぐ
あたまで健康追求男(第31回)
ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?
なおまる御前(第30回)
オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る
反抗妻(第18回)
「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」
ごもっとも(第17回)
デジカメの エサはなんだと 孫に聞く
浦島太郎(第15回)
わが家では 子供ポケモン パパノケモン
万年若様(第11回)
『ゴハンよ』と 呼ばれて行けば タマだった
窓際亭主(第9回)
(出典:「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」歴代1位作品
https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/archive/index.html)
情景が目に浮かぶようですね。今回の改名を知って、ここを心の拠り所としてきたお父さんたちの悲痛な叫びが聞こえてきそうですが、その思いもきっと新生「サラ川」に寄せられることでしょう。
ニューノーマル時代の川柳
「サラリーマン」が消えてしまうのはちょっぴり寂しい、という声にならない声を代弁して、改名の理由をコンクール担当の方に伺いました。「職場や家庭の日常を表現していただくコンセプトは守りながら、より幅広い方々に楽しんでいただきたい、という思いを込め、老若男女問わず、より長くご愛顧いただける名称をめざしました」とのこと。
なるほど。これも時代の流れ。確かに、すでにサラリーマンの枠を超え、全国民の悲哀がちらほら見られていましたね。たとえば、前回優秀作品の下記3句は旬のマスクネタですが、これまでのサラ川にない新時代を予感させられます。
サラ川常連さんたちのつぶやきワールドに吹き込む、新しい風。一体どんな化学反応がおこるのか、楽しみです。
まずは一日 サラっと一句
川柳でたくさんの人に笑ってほしい! とはいえ、ご褒美もちょっぴり気になるところ。「わたしの川柳」では、もちろん「素敵な賞品」が用意されています。詳しくはWEBサイトでチェックしてみてくださいね。そして賞品以上に要チェックなのは、「わたしの川柳トリセツ」。
「一日一句、日記の代わりに川柳を書く」、「流行語の穴をねらう」、「五七五の形式を守る」などなど、気を付けるべきことが簡潔に書かれています。さらに傾向と対策を深めたい方、サラ川をもっと楽しみたい方には、NHK出版より発売中のサラ川単行本がおすすめ。
最後にコンクールご担当の方からのメッセージをご紹介します。「一人ひとり異なるライフスタイルを持つ、さまざまな“わたし”のよくある日常を五・七・五にのせてユーモアたっぷりに詠んでいただきたいです」
うれしいことに投句はWEBサイトから何度でも可能(1回10句まで)とのこと。一日一句、通勤や家事の合間にサラっと川柳時間を楽しみましょう!
さんたろう
フリーランスの図書館司書&ライター。旅が好き。地方発の公募情報は、旅ゴコロをくすぐる。
出典:https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html
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