これぞ、究極の短編小説だ!「第9回 54字の文学賞」
株式会社PHP研究所では、「第9回 54字の文学賞」の作品を募集中です。大賞には図書カード1万円分が贈られます。締切は2022年5月31日。54字の正方形に収められた短編小説にゾクゾクする人、続々…!?
54字の物語って?
「54字の物語」とは、“氏くん”こと、氏田雄介さんが生んだ9マス×6行の「正方形の原稿用紙」に収まる文章からなる物語のこと。
たった54字で筋の通った面白い文章を作るには、できるだけ多くの語彙(ごい)をもち、そこから言葉を的確に選びとる力が必要です。原稿用紙にかっちりと収まった姿も相まって、「意味がわかるとゾクゾクする」究極の短編小説として話題になっています。
学校で作文教材としての活用も期待されるこちら。基本ルールは、①文字数は54字ぴったりに収める(ただし例外もあり)、②句読点やカギ括弧にも1マス使う(その代わり、通常の作文では「!」「?」のあとは1マス空けますが、54字の物語では空けなくてOK)の2つだけ。これさえ守れば、誰でも挑戦することができる気軽さも人気の秘密です。
今回のお題は、「54字の物語クイズ」。穴埋め形式の物語、物語全体を見てナゾを解く物語など、なんでもOK! たとえば、こちらのように…。
【例】
※答え:辞書(辞典)。
54字は短いようで、意外としっかり意味を持たせることができますよ。
これまでの大賞を読もう
ここからは、過去3回の大賞作品を紹介します。毎回変わるお題に対し、打ち返された個々のアイデアが光っています。
第8回お題「ハッピーエンドの物語」 大賞 タイトル「新デレラ」
第7回お題「47都道府県」 大賞 タイトル「金閣寺、銀閣寺」
第6回お題「怪談」 大賞 タイトル「大切な人形」
いかがでしたか? 興味が湧いたというあなたは、今すぐトライしてみてください。短いから、どんどん作るもよし。とっておきの1作品をストイックに推敲するもよし。好きなスタイルで、54字の物語を楽しみましょう!
※氏田さんは、公募ガイドONLINEで「氏くんの#ものローグ」を連載中です。こちらもぜひご覧ください。
本川かや
公募情報ライター。特に注目しているのは、文芸とアート系。作品や取材先の方の言葉に胸震わせながら執筆している。最近のハマりごとは藤井風さん、柳家緑太さん、そしてジョギング。
出典:https://www.php.co.jp/news/2022/02/54bungaku9.php
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