映画から伝える熱いメッセージ!「第16回 田辺・弁慶映画祭 コンペティション部門作品募集」
田辺・弁慶映画祭実行委員会では、「第16回 田辺・弁慶映画祭」の開催にあたり、コンペティション部門の作品を募集しています。若手監督を対象としたこのコンペティションからは、プロとして活躍中の監督も輩出しています。締切は2022年7月15日。弁慶グランプリには賞金30万円が贈られます。
プロの映画作家を目指す君へ
和歌山県田辺市が弁慶の出生地と伝えられることから、その名を冠した田辺・弁慶映画祭。2007年から始まり、会場を使ってコンペティション部門の入選作品と招待作品を上映してきました。若手監督の登竜門ともよばれ、注目を集める映画祭です。
過去受賞者には、堺雅人さん主演の映画『南極料理人』を手掛けた沖田修一監督や、三浦春馬さんと多部未華子さんの共演で、伊坂幸太郎氏による同名小説『アイネクライネナハトムジーク』を映画化した今泉力哉監督など、現在活躍中のプロの映画監督も!
コンペティション部門の各受賞作品の中から、テアトル新宿、シネ・リーブル梅田で上映される作品が選ばれる予定です。あなたの作品が映画館で上映され、多くの観客に届けられるチャンス。渾身の作品で挑戦しましょう!
メッセージ性のある作品を!
“プロの映画作家を目指す人材を応援する”という映画祭の理念に基づいて選考が行われた、前回コンペティション部門。入選作品は、現代社会のさまざまな問題について、映画というメディアを通して強いメッセージを発信し、エンターテインメントとしても魅力ある作品でした。
そんな前回の弁慶グランプリに輝いたのは淺雄望監督の『ミューズは溺れない』。美術部に所属する高校生の朔子(さくこ)が、漁港で船のスケッチをしている最中に誤って海に転落し溺れてしまう。その姿を絵に描き、絵画コンクールで受賞した同級生の西原から、朔子は新作のモデルを頼まれるが……という話。
作品中に、「自分に生まれてよかったって、思ったことある?」「(人と関わるのが)怖いよ。勝手に評価されて遠ざけられて」といった登場人物のセリフがあります。SNSが発達し、いつでも誰かとつながれる反面、日々空気を読みながら生きる現代の女子高生の苦悩ともリンクするものがありますね。この作品は、グランプリのほか、観客賞、俳優賞(若杉凩さん)、フィルミネーション賞も受賞しました。
映画は、現代社会を映す鏡です。前回の応募作品には、コロナ禍で顕著になった格差、虐待やそのトラウマを抱えて生きる苦しさ、コミュニケーションの強迫観念からの精神的崩壊、ジェンダーなど、現代社会の問題、閉塞感を描いたものが多かったとのこと。
映画を通して、あなたは今、社会に何を伝えたいですか? 今年からオンラインでの応募も可能になり、ますます盛り上がりを見せる田辺・弁慶映画祭! あなたの熱いメッセージをお待ちしております。
森野たぬき
チョコレートが大好きな公募情報ライター。児童文学や童話の公募を見ると目が輝いてしまう。趣味はクラリネット。
出典:https://tbff.jp/topics/bosyu2022/
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