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北斎もビックリ?「第2回世界ねこアートコンクール展」

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名古屋を考える美術家の会が、『北斎と猫』をテーマに、ねこが入った作品を募集しています。「世界ねこの日」と「名古屋まちの日」である8月8日から行われる、世界ねこアートコンクール展。絵、写真、版画など表現は自由です。大賞には賞金10万円が贈られます。締切は2022年7月1日。

大須・寺町は「猫と北斎」のまち

名古屋市東区にある大須・寺町地区。この地では、「猫」と「北斎」をコラボさせ町おこしをしています。なぜかというと、こんな逸話があるそうです。

江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎は長く大須近くに滞在し、寺町の本願寺名古屋別院(西別院)で巨大なだるま絵を描くパフォーマンスを行ったのだとか。『北斎漫画』や、『富嶽三十六景』も、この地とゆかりがあるそうです。

また大須には、「矢場の化け猫」の伝承や、ねこと名のつく「おからねこ神社(大直禰子神社)」があり、巨大招き猫がシンボルの商店街まであるのです。

この地で2回目となる、「なごや大須・寺町 北斎ねこまつり」。その一環としてまつりを盛り上げるのが、「世界ねこアートコンクール」です。テーマが「北斎と猫」なのも、納得ですね!

第1回コンクールの展示場を訪れた河村たかし名古屋市長(中央)と 審査委員の現代美術作家の山田彊一さん(左)

北斎も自由だった!

募集チラシによれば、“葛飾北斎の「自由画」の思考で猫に関する作品を自由に表現してください”とのこと。「自由画」とは、子どもの自由な表現、個性的な表現を尊重しようという大正期の美術教育運動です。

北斎といえば、当時のヨーロッパにはなかった大胆な構図と明るい色彩で、ゴッホやドビュッシーなどの芸術家たちに大きな影響を与えた存在。そうした北斎の自由さにあやかって、テーマをいろいろな角度から表現したいですね!

前回受賞作品から
優秀賞「祖母とねこ」(左)、同「おひとついくら?」(中)、奨励賞「ねこ人間」(右)

猫が入っていればOK!なのも嬉しいところ。

あなたらしい「猫」で、コンクールを彩りましょう!

第2回世界ねこアートコンクール展

●賞:大賞1点 =賞金10万円

●締切:2022年7月1日(金)

森野たぬき

チョコレートが大好きな公募情報ライター。児童文学や童話の公募を見ると目が輝いてしまう。趣味はクラリネット。

出典:https://sites.google.com/view/hokusaineko-exhibition

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