第6回 生賴範義賞
生賴の画業生活は、一日の大半をアトリエで過ごし、ただひたすらに制作を続けるという毎日でした。生賴は「私は肉体労働者であり、作業の全工程を手仕事で進めたい。できるだけ単純、ありきたりな道具を使い、制作中に機械による丸写しや、無機質な絵肌を作ることを好まない。一貫して、眼と手によって画面を支配したい。」と述べています。 本賞は生賴の意思を継承し、描き続ける意欲に燃える若き才能を発掘する場として生まれました。時代とともに移ろう新たな表現と技法を駆使し、生賴範義の後に続くだけではなく、その先を目指し…ここ宮崎の地から第一歩を踏み出さんとする、次世代のイラストレーターを求めます。