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つくログ

三山　敦
2025/10/08 22:05
小説でもどうぞのネタ大小はあるものの、寄生は４つ、勘違いは３つ話の浮かんだのでメモしました。しかし満足できるものがいくつできるのかは不明です・・1つずつできれば、儲けもんかと。主人公は高校生やら主婦やらホストやら虫やら様々ですが、そのなかでもセツ子が重い（ある話の主人公で60歳のおばあちゃんです）。自転車漕いでたら最初からオチまで大体できたんですけど、暗い話なのと、絶対2000字ぶち抜くの確定なのと（この時点でしょうせつでもどうぞ脱落してますね・・・）なにより、SFやらファンタジー要素が多分一使えないオーラを放っているので、（自分の中で）面白く書ききれる自信なしです。でも書くんだろうなあ・・・。
蜂賀三月
2025/10/08 21:26
#週5公募チャレンジこんばんは！　今日は久々にジムに行ってみたりして、へとへとです。帰ってから週5公募チャレンジ用にショートショートを書き始めました。ショートショートガーデン　クラフトビールコンテスト③ https://koubo.jp/contest/274688 テーマが「ビールにまつわる擬音語」でとにかく難しい！色々悩みながら1作執筆し、投稿しました。『音を味わう』 https://short-short.garden/S-uCTznJ 改行、スペースなど含んで上限400字なのでかなり大変ですね💦 奇抜なアイディアにはできなかったけど、まぁ自分らしく書けたかな、と。
カイセママ
2025/10/08 21:14
「方言を使った交通安全標語」に応募しました。当選報告は「焼き菓子とコーヒーの詰め合わせ」 ☺️市民活動センターのアンケートに答えたら抽選で当たったようです。
村山　健壱
2025/10/08 18:39
#第48回どうぞ落選供養さあ、今回も成仏してくれ！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「一人で走るということ」　村山健壱（テーマ「孤独」）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「中島、だよね？　久しぶりだなあ」　春の陽気に包まれた階段教室で聞こえたその声に中島は一瞬躊躇したが、無視する訳には行かず振り向いた。「あれっ、長島？　うわ、マジ？　この大学に入ったんだ？」　中島は予め、長島が同じ大学に入学したことを知っていたが、知らない振りをした。長島はそれに気付く素振りもなく続けた。「陸上部でな。箱根、目指すからよ」　二人が入学した大学は箱根駅伝の強豪であり、また偏差値も高かった。中島は猛勉強の甲斐あって経済学部に入学、一方の長島はスポーツ推薦で教育学部だった。二人は中学一年時の同級であり、出席番号が近く何かと接触の機会はあった。しかしクラスが別になった二年生以降、接点は皆無に等しかった。　中島としては、学業成績が自分よりも劣っていた長島と同じ大学になってしまったことが悔しかった。もちろん推薦で入学できる程の実績を上げた努力は称えようとは思うが、釈然とはしなかった。しかもこの大学の魅力の一つは駅伝を始めとする各スポーツの強さだった。中島の父も卒業生であり、正月の年中行事の一つとして、家族で箱根駅伝の応援をして育ってきた。運動部員の知人がいない学生も多い中、長島の存在はむしろ優越感をもたらすかもしれなかった。しかし素直に喜べない自分も確実に存在していた。　中学時代、長島の健脚は異常なほどに思えた。学校の外周約二キロメートルを二周する体育の授業があった。鈍足の中島は毎回、一キロ手前あたりで集団から脱落した。本人としては懸命に走っているのだが、前を走る友人たちとの距離は広がる一方だった。この孤独感は中学一年生にとってかなり堪えた。そしてようやく一周目の終わりが見え始めた頃、後ろから長島が颯爽と追い抜いていくのだった。そして教室で長島は、中島を追い抜いていく様子を面白おかしく皆に話すのだった。　学業成績は振るわず、脚が速いだけの長島が羨ましくもあり、恨めしくもあった。長島が素行の悪い連中ともつるんでいるのに、推薦で高校に進学すると聞いて納得できなかった。長島が高校駅伝で都大路を走るという噂は聞いていたが、中継は観なかった。受験勉強の追い込みでそんな暇もなかったのだが、時間があっても観なかっただろう。そして進学先はもう決まっているとの噂も流れていた。でも学部はきっと違うし、何より中島にとっても憧れの大学だ。それで受験を回避する理由はなかった。　キャンパスの木々が色づき始めた頃、中島は学務課のある建物で長島の姿を見た。同じ講義をとっていたにも関わらず、この数か月の間ほとんど長島を見かけなかった。その長島は右脚にギブスを巻き、松葉杖をついていた。中島は直感的に重大な出来事であると察した。他に学生の姿はまばらであり、話しかけざるを得なかった。「長島、それ……」近付く中島に気付いた長島は、「ああ、やっちまった」と明らかに分かる作り笑顔で言った。「練習？」「まあ、な」「いつまで……」原因よりもこれからのことが気になり、中島は尋ねた。「今シーズンはもちろんダメ。その先も、回復できるかどうか……」　真顔になって長島が答えた。そして続けた。「なあ、中島。時間あるか？」　用事がないこともなかったが中島は、「うん」と答えた。ゆっくりと二人で歩き、校門のすぐ近くにあるカフェに入り、奥にある個室席に座った。「誰にも言えなくてさ」コーヒーをすすりながら長島は言った。「こんなことになるなんて、想像もしてなかったよ」「どういうこと？」中島は壁の時計を一瞥してから続きを促した。「交通事故。バイク。部員は極力避けるよう言われている」「事故ったりしなければ、バレずに、いや暗黙の了解だよな。でも……」　そう言って、長島は口ごもった。中島は急かさずに次の言葉を待った。「退部しろとまでは言われないけど、風当り強くて」　一年生の中では良いタイムが出せていたという長島は、部の期待を背負っていた。同時に嫉妬もあったのだろうか。その行為を咎める声が大きいのだと言った。「こんな、味方がいない状況は初めてなんだ、実は」　長距離の有力選手として順調に生きてきたが、初めての逆風だと長島は言った。長島への妬みや批判なら中学時代既にあったと中島は思ったが、勿論口には出さなかった。それに気付かず過ごして来た長島は、余程おめでたい奴なのかとも思った。だからこそ中島に打ち明けることができたのだろう。一方で、高校や大学の仲間はいないという意味なのかもしれないと感じた。「孤独だと思った。成績でしか示せない世界を思い知ったよ」　重い空気を変えたくて、また少しは嫌味も言ってやりたくて、それまで傾聴していた中島は言った。「一人で先頭を走るのは、孤独じゃないのか？」　ちょっと驚いた表情をした長島は、少し考えて言った。「それは、楽しい孤独だ。もう苦しいな、と思っても、ゴールした時のことや記録を更新したときのことを考えて……」　長島は言い切らないうちに、表情を変えた。「そうか。孤独は、くぐり抜ければ楽しいんだ」　勝手に納得した長島を見て中島は、自分が味わった周回遅れの孤独を長島が理解する日は遠いのだろうな、と思った。【了】
笹谷　小蛍
2025/10/08 12:04
割りと自信満々に応募したのですが、今読むとインパクトに欠けてるかも……。次に活かしてリベンジしたいです！ #第48回どうぞ落選供養みんなでたべてもおいしくない。笹谷小蛍　午前中の仕事を終えた。いつもなら公園でお弁当を食べるけれど、今日は雨。気乗りはしないが、仕方なく給湯スペースの電子レンジを開ける。チン、と安っぽい音。私は温かくなったタッパーを取り出した。　休憩スペースに入った瞬間、雑多な料理の湿っぽい臭いがした。既に先客がいる。　入社したての営業のシマくんと、派遣のワダさん。二人に「お疲れ様です」と挨拶し、彼らも軽く会釈を返した。　私は適当な席を選んで、錆びたパイプ椅子に座る。薄汚れたテーブルをアルコールティッシュでサッと拭いてから、タッパー弁当を開けた。　今日のメニューは、味付ゆで玉子、ポテトサラダ、適当に焼いたウィンナー、わかめご飯にきゅうりの浅漬け。ご飯とウィンナー以外は作り置きしておいた物たちだ。朝に弱いから、お弁当のおかずは手早く詰め込むだけで済むようにしている。「ねぇこれ、全部自分で作ってるの？」　ワダさんが私のタッパー弁当を指さす。私の弁当に感心してくれているらしい。「えぇ、まあ…一人暮らしだから節約しないと──って、ほぼ作り置きですけど。」「それでも偉いよぉ。私なんて冷食か昨日の残り物パパッて入れてるだけだもん。」　ワダさんは、2児のママで主婦だ。仕事もできるし、ホスピタリティもある。「へぇーっ。フジサワさんって料理できるんすね。」　シマくんが突然、不躾な横槍を入れてきた。「えぇ？ひどーい。もう、失礼だなぁ。」　私はヘラヘラと受け流す。シマくんは悪い子ではないのだが、ときどき妙なデリカシーの無さを発揮する。「なんか、得意な料理とかあるんすか？」　得意。得意な料理。何だそれは。料理の得意とか不得意とか、そんなものがあるのか。いちいち意識なんかしていられるか。ただの生活スキルの一環なのに。必要に迫られてやっているのに。何なら私が料理に求めるものって、「ラクに作れて失敗しない」くらいだ。本音を言えば、人に作ってもらいたい。食べる方が好き。圧倒的に。「…うーん、強いて言うなら、パスタかなあ。」　私は1、2秒に満たない思考の末、最適解と思われる答えを出した。　パスタは失敗した事がない。何だか「料理やった」感あるし。「パスタなんてそんな…茹でてソースで和えるだけっしょ。料理のうちに入んないっすよ。」　シマくんは軽く吹き出した。　ああ、やっぱり通じない。知らないんだ、この人は。　パスタをどうやって料理するか、知らないバカだ。　確かに市販のソースは使うけど、和えるだけじゃ物足りない。トマトソースならニンニクとベーコン、玉ねぎや茄子をオリーブオイルで炒めてナポリタンっぽくする。クリームソースなら、エリンギと小松菜を具材にする。ブラックペッパーと粉チーズも忘れない。和風にするなら、具はネギとしめじ、めんつゆだけで味付けして…。　言いたいことは山ほどあったが、目の前のコイツに熱弁するなんて疲れる真似はしない。大人げないし、めんどくさい女と思われるのも癪だった。「そう言うシマくんはさ、料理したことあるの？」　ちょっと食い気味に聞こえていたら嫌だな、と思いつつ私は返した。「あ、オレ？オレ、実家住みだから料理しないですね。」「へぇ、じゃあお弁当どうしてるの？」　ワダさんがお茶を飲みながら訊いた。私と違って、ケロっとしている。「母親が作ってますよ。ボケ防止だとか言って、作りたがるんすよね。コスパ良いし、ラクっすけど。」　へえ、良いねえ、確かにラクだよねえ。私は気の無い返事をして、せっせとお弁当をかき込んだ。心なしか、いつもより味気ない気がする。　実家暮らし。　社会人になっても、弁当を作ってくれる母親。　すごいな。そんな世界あるんだ。私が知らない世界だ。　18歳で地方から出てきて以来ずっと一人暮らしの私とは、完全に別世界の人間だ。　元から、なんか合わないなと思ってたんだよね。　そりゃ、パスタをどう料理すれば美味しくなるかなんて知らないよね。　いいなあ、料理してくれる人がいて。　お弁当まで持たせてくれて。　お坊ちゃんかよ。　いい歳こいて。　ほら、こうやって、ひがみっぽくなる。　だから嫌なんだ。　合わない人がいる空間で、昼ご飯を食べるなんて。　◇ 　定時になり、私は帰路についた。　今日は何だか疲れた。スーパーに寄って、カップの豚骨ラーメンを買う。料理をする気力もなかった。でも、ものすごくお腹が空いていた。　カップ麺に粉スープと乾燥ワカメ、チューブのすりおろしニンニクを搾り、お湯を注ぐ。 ───みんなで食べるご飯は、おいしいんだよ。　ふと、祖母の口癖が頭をよぎった。　ばあちゃん、そんなの嘘だよ。　だって今、ひとりで啜るカップ麺は、こんなにおいしいんだもの。

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