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かずんど

「小説でもどうぞ」のテーマ「偶然」ですが、物語について考えるとき、「偶然」についてよく考えます。 映画『マグノリア』は、偶然をテーマにした名作だと思うし、キューブリック監督の『時計仕掛けのオレンジ』も後半の皮肉な偶然がもたらす展開が秀逸。 物語を考えるとき、すごい偶然の出会いや再会を設定すれば面白くなるのだろうか。基本的にはそうだと思う。けど、説得力を持たせるのが難しい。 世の中の名探偵、殺人事件に偶然出会いすぎ。だけど面白ければ、そこはあえて飲み込んで鑑賞出来る。その点、刑事のほうが、事件が起きたら捜査するので違和感がない。探偵も、事件が起きてから推理の依頼があって現場に行くならば違和感はない。でも刑事にしろ探偵にしろ、旅先などで偶然殺人事件に出くわしたほうがドラマチックだ。書くほうも筆が乗りそうな気がする。 すべての物語において、偶然をどうコントロールするかは、とても重要だという気がします。で、考えているうち、そもそも「偶然」って何なんだ?と、わからなくなります。 今日こそ、いい物語が、偶然思いつきますように!

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