公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

公募ガイド 黒田

本日(あ、もう昨日だ)の選考会で、高橋源一郎さんが、「最近は応募作を読むとき、親が子を見るような気持ちになっちゃうんだよね」と言っていました。先生、お優しい。 高橋先生は、受賞間違いなしと言われた文学賞で落選し、そのとき、選考委員のほとんどが「この作品はわからない」と言ったそうです。「くだらない」ならともかく、「わからない」ってなんだよと思ったそうです。 ただ唯一、瀬戸内寂聴さんだけが評価したそうで、高橋先生は選考委員をやる理由として、「あなたの寂聴さんになりたい」と言っています。 書くものはとにかく個性的で、小説の顔をしていません。『日本文学盛衰史』というタイトルを見て小説だと思う人はいませんよね。『優雅で感傷的な日本野球』もスポーツのコーナーに置いてあるのを見たことがあります。でも、選ぶものは必ずしも異端ではなくて、まあ、それを書くのも難しいというのもあるとは思いますが。今年出た新刊は『DJヒロヒト』。昭和天皇がDJって、ぶっとんでますね。

1件の返信