公募ガイド 黒田
落選供養の発端の発端は、朝カルの根本昌夫先生に取材したとき、「締切を過ぎて届く作品があって、ボツにするのが忍びない」と言ったところ、「そのまま捨てては供養にならない。ちゃんと読んで、『はい、ご愁傷様。これは没ですね』と言ってやらないと供養にならない」と言われたこと。誰でもいいから看取ってやらないと、ということですね。 公募も戦いであれば、戦没者を出さないわけにはいきません。死屍累々と積み重なった没の上に入選があります。没作品が生き返るわけではありませんが、無駄死ににしないためにも、次作への糧としてください。 本日より3作品ずつ、第35回の落選作品を対象にコメントさせていただきます。死者に鞭打つ、傷口に塩を塗る、ことになるかもしれませんが、より多くの方のアドバイスになればと思っています。 #35どうぞ落選供養