もりり

あなたとよむ短歌 vol.44 テーマ詠「くだもの」

  • 柴田葵のコメント

    毎年さくらんぼを贈っていた相手がいたのでしょう。もしかしたら、亡くなってしまったのかもしれません。受取人のことなど関係なしに、さくらんぼは今年も紅く美しく熟していきます。 音読するとよくわかるのですが、下句が「それでも」と始まるところで、ぐっとアクセルを踏み込んだような勢いがついています。受取人がもういないという悲しさが、さくらんぼの美しさと対比されて際立つ一首です。

このコンテストの結果発表

vol.44 テーマ詠「くだもの」結果発表 ~景をイメージさせるには~

2023/11/01

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