ヨルモの「小説の取扱説明書」~その4 会話文~


公募ガイドのキャラクター・ヨルモが小説の書き方やコツをアドバイスします。ショートショートから長編小説まで、小説の執筆に必要な情報が満載の連載企画です。
さて改めまして、第4回目のテーマは『小説の材料』から「会話文」についてです。
「直接的」に、「間接的」に
会話文には、『直接話法』と『間接話法』があるのはご存じですね。
『直接話法』は、
「俺はいつか作家になるんだ」と彼は言った。
というような書き方ですね。
『間接話法』のほうは、
彼は、いつか作家になりたいと言った。
という書き方です。この2つは会話文で、よく知られている方法です。
地の文に紛れ込んだセリフ
もう一つ、あります。それが『自由間接話法』。
カッコを使わずに、地の文の中に直接話法を組み込んでしまう書き方です。
彼は、俺はいつか作家になるんだと言った。
という書き方です。
あるいは、地の文とは文を分け、しかし、同じ文脈に置くという場合もあります。
たとえば……
彼の意志は固かった。いつでも吹聴していた。俺はいつか作家になるんだ。いったい何度聞いたことだろう。
一見、全部地の文みたいですが、セリフが紛れていますね。こういう書き方もあります。
(ヨルモ)
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ヨルモって何もの?
公募ガイドのマスコットキャラクターの黒ヤギくん。
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「小説の取扱書」を執筆しているのは、ヨルモのお父さんの先代ヨルモ。