私たちの生活を支える大切な歯。

「よく噛む」ことは、健康・長生きの秘訣とも言われています。

日本歯科技工士会では、「い（１）、れ（０）、ば（８）」の語呂合わせにちなんで10月８日を「入れ歯感謝デー」と制定。その日に向けて、思わず笑ってしまう「歯」をテーマとした川柳を募集しています。

今年で８回目の開催、作品は、ひとり３句まで投稿できます。

前回は2,237句の応募がありました。

歯の標語などでは、「歯磨きの大切さ」を直接的に訴える内容が多いのに対し、『ははは川柳』では、日常生活を通したエピソードで、歯の大切がしみじみと伝わってきます。入れ歯に関する句などは、クスッと笑えるように表現されていて面白いです！

2017年の入選作品は、『ははは川柳結果発表』にて掲載されています。

ここでは、その中から独自に「ははは」と感じた川柳をいくつか紹介したいと思います。

歯に自信、笑顔が光る！

【特選】

きれいな歯 見せたく笑顔 多くなり

【佳作】

入れ歯着け 笑顔の自分に 戻る朝

顔の印象を左右する歯の存在感。「笑顔」がキーワードになっている句は、前向きで明るい気持ちになれますね。

歯を大切にしないと…！？

【秀句】

こうなるぞ 入れ歯外して 孫おどす

【佳作】

総入れ歯 はずせば犬も 近寄らず

「百聞は一見にしかず」を体現したかのような句ですね。歯の大切さを、身を持って教えてくれている様子が伝わってきます。

心意気は、歯に左右される！？

【佳作】

歯が抜けて 髪の毛抜けて 気も抜けた

【佳作】

口喧嘩 入れ歯じゃ妻に 歯がたたぬ

歯と心は密接に繋がっているのですね。気合い負けして「ははは」と力なく笑ってしまう、もの悲しさや脱力感を感じます。

歯を失っても、ユーモアは忘れない！

【佳作】

タネ飛ばし 遠くへ飛んだ 総入れ歯

【佳作】

朝礼で さし歯抜け落ち 間が抜ける

どちらも想像すると、可笑しくて思わず「ぷっ」と吹き出してしまいそうな状況です。

歯がなくても、笑いはある…そんな句ですね。

 

長い人生、歯との涙の別れ、そして新しい出会い（差し歯・入れ歯）があります。

健康的に毎日を過ごす秘訣には、たくさん笑うことも付け加えたいですね。

 

歯をテーマとした「ははは」と笑える川柳を、あなたも考えてみませんか？

 

公募情報の詳細はこちら：

ははは川柳

https://www.koubo.co.jp/contest/senryu/senryu/045761.html

(2018年8月31日〆切)