｢理系文学｣ともいわれSFショートショートのパイオニアとして知られる作家の文学賞、日経「星新一賞」では作品を募集しています。

今年で第５回目を迎え、審査委員にはタレントの太田光さんをはじめ、宇宙飛行士の山崎直子さんなど豪華な顔ぶれが揃います。

数ある作品の中から、改めてページをめくってみたのは『未来いそっぷ』。

突飛だったはずの物語は今や現実に…。

初版の発行は昭和57年ですが『頭の大きなロボット』の指紋認証は、現在の【生体認証機能付きICカード】や、【iPhone指紋認証「Touch ID」】のようだし、ロボットが人間を奴隷として買い取りたいと言い出す『ある商品』はAIの進化によって今後、起こりそうな気配を感じさせます。

星新一先生、先見の明がスゴイぞ！

「よし、物語を創作するためには発想力が必要だ、ネットで今すぐ【エジソンの脳みそ】を購入しよう」そんな想像すら現実化してしまいそうな未来には、どんな物語が選ばれるのでしょうね。