集英社が、夏に発売する『ジャンプスクエアCROWN』に掲載するマンガの作画を募集しています。原作は、Web漫画『左ききエレン』や週刊SPA!『バズマン』を連載しているかっぴーさん。特別読み切りネーム『Untrace-アントレース-』のネームは、公式サイトで公開されています。キャラクターのイラスト(カラー)1点と完成原稿を1ページ以上を投稿してください。〆切は4月14日まで。プロ・アマ問いません。

ファッション界を舞台に、独創性はないがトレース(製図)の腕が天才的な女の子と、天才的なセンスを持ちながらそれを表現できない男の子がタッグを組んで、ファッションの名門校を突破して夢を掴むサクセスストーリーです。現在連載中の『左ききエレン』にも登場しているファッション界の重鎮、岸アンナ（スーパーモデル｢あかり｣の母：ヴォーグ編集長アナ・ウィンターがモデル）が、作中の試験会場となる東京服装学園の学園長を務めています。

かっぴーさんは、武蔵野美術大学卒業後に広告代理店に入社。その後、面白法人カヤックへ転職し、勤務しながらマンガを発表していましたが、現在は退職。独立して｢株式会社なつやすみ｣を立ち上げて、マンガを中心とした活動をしています。

一躍有名になったのは、カヤック勤務時代に同僚に勧められWeb上で発表した『フェイスブックポリス』。その続編『SNSポリス』もさらに人気を集め、2016年には単行本化もされました。内容は主人公、大金もち子（おおがねもちこ）が初めてスマホを持ち、SNSを知りつくすポリスたちからその楽しみ方について学んでいくお話です。同時にネット上あるあるを取り締まっていく様子には思わず共感し、笑ってしまうでしょう。

同時書籍化で話題になった『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』は、Yahoo!不動産『おうちマガジン』内ではじまった連載で「おしゃれな部屋に住む男としか付き合えない」女の子のお話。フレグランスが漂うおしゃれ部屋、無印良品でそろえた部屋、物が少ないシンプル部屋など、一見、文句の付けようがない部屋が、実は｢過剰おしゃれ｣、｢没個性｣、「人間味なし」など、みんなが内心ちょっと思ってしまう、いえない本音をズバっと一刀両断していく様子は爽快です。

かっぴーさんの持ち味は「セリフ」にあります。今回のネームの中に「一対の夢を見たわ」というセリフがあります。この作品に素晴らしい作画がついた時、どんな世界が始まるのか楽しみですね。

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