「飛行機×ミッキー=?」漢字タイポで「街」を表現して
誰でもカンタンにWeb上でポートフォリオ(作品集)が作れるサイト『loftwork(ロフトワーク)』で、漢字をデザインした地名のタイポグラフィを募集中。街のイメージとピッタリ重なり、思わず訪れてみたくなる魅力ある作品を作ってみましょう。
「大日本タイポ組合」が審査員として参加。新しい文字の概念を探る、秀親さんと塚田哲也さんの2人が、1993年に結成したユニットで、デザイン界では「知らない人はモグリ」とまで言われる存在。国内外を問わず個展や企画展、装丁やデザインを担当するなど、幅広い活動をしています。
タイポグラフィとは、もともと活字を適切に並べて印刷物の見た目を整える技術のことで、ドイツのグーテンベルグが発明した活版印刷が始まりとなっています。タイポグラフィを考えるのに、フォントの存在は避けて通れませんが、身近な見本となるものは、今の時期なら年賀状のフォント集がオススメ。色々な書体を見くらべることで、どんなデザインに仕上げたいか、イメージが沸いてきます。
実際に、漢字で地名をデザインするにはどうしたら良いのでしょうか。まずは表したい場所の特徴・イメージをつかむことが大事になります。すでに投稿されている作品を参考にすると、「千葉」は、飛行機とミッキーの耳がデザインされています。これは成田空港とディズニーリゾートをイメージしており、パッと見るだけで特徴がつかめる工夫がされています。そのほかにも「奈良」は2文字で鹿を表していますし、「栃木」は「栃」と「木」の間にイチゴを実らせたデザインになっています。漢字のなかにどんなイメージを含めるか、考えると楽しいですね。
選ばれた作品は、バッグやTシャツ、キーホルダー、テープなどいずれかにして選出者にプレゼントされます。さらに渋谷道玄坂にあるロフトワーク1Fカフェスペース『FabCafe』にて展示予定です。
漢字といえば年の瀬に、「今年の漢字」の発表もあり、楽しみにしている方も多いのでは。字体の美しさを再発見しながら、好きな地名を選んで、タイポグラフィに挑戦してみませんか。発想力が鍛えられますよ!
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/art/logo/026161.html
地名設計 – 漢字を使った地名のタイポグラフィ募集(2016年12月15日〆切)