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「その企画、よく通したな!」ノミネート作品が勢ぞろい

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突破クリエイティブアワード2016|カヤック-×-バーグハンバーグバーグ-601x1024

 

カヤックとバーグハンバーグバーグが共同で開催している『突破クリエイティブアワード』のノミネート作品が発表。厳正な審査の結果、12点の今回も「その企画、よく通したな!」という企画がそろいました!

 

公募ニュース既報:

「よく通したな!」と企画を集めた広告賞、今年も開催!

https://www.koubo.co.jp/news/?p=1629

 

受賞の発表は12月13日(火)の授賞式で行われる予定です。どのアイデアが大賞に選ばれるのか、楽しみです。

 

KING OF PRISM by PrettyRhythm

1

「GO」を出した人

エイベックス・ピクチャーズ 株式会社

 

突破した人

エイベックス・ピクチャーズ 株式会社

 

作品説明

女児向けテレビアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』に登場したボーイズユニット『Over The Rainbow』を中心に描いたスピンオフ劇場作品。

 

斬新な演出や"応援上映会"などから口コミが広がり、上映劇場は当初の14館から130館以上に拡大、10カ月を超える異例のロングラン上映となり、48万人を動員しました。

 

突破エピソード

「1,700人が10回観たくなる作品を作ります!」と会議でファン向けのイベントを収録した映像を見せて、いかに熱量が高いファンが集まっているかを何度も説得しました。

 

公開後、1週目、2週目はお通夜状態が続きましたが、ファンの皆さんの口コミが徐々に話題になっていったのと同時に、映画館でアフレコを楽しめる"応援上映"も注目され、数多くのメディアに取り上げていただきました。

 

何回も観たくなる、何回も応援したくなる作品を目指して作ったものを、ファンの方が盛り上げてくださったことで、新しい劇場作品のスタイルが浸透したのではないかと思います。

 

 

山善ラジオCM 給料篇

2

「GO」を出した人

株式会社 山善

 

突破した人

株式会社 電通関西支社、株式会社 ヒッツコーポレーション

 

作品説明

山善が提供する生産財は、低価格な割には質がとてもよいことが特徴です。その強みを訴求するためのラジオCMです。

 

突破エピソード

"低価格な割には質がとてもよい"ことを訴求するために考えたクリエイティブが、クライアントの担当の方や社内で反対が起きそうなアイデアだったというのが一番の壁でした。

 

最初は笑顔だった担当の方がだんだん不安そうになっていくのが目に見えてわかりました。そこで、「木を見て森を見ずみたいなことは避けましょう。番組視聴している人はそもそもラジオCMに興味がない。しかもその中でも20秒なんてあっという間に終わってしまう。何よりも目立つことをしないと誰の心にも残りません!」と熱く説得し、最後はOKしてくれました。

 

何とかオンエアしてほしいという願いを聞き入れてくれた担当の方の勇気も決め手かと思います。

 

 

あたらしく☆画たろう!!! キリン 氷結®

3

「GO」を出した人

キリン 株式会社

 

突破した人

株式会社 電通、株式会社 BIRDMAN、株式会社 パズル

 

作品説明

あたらしくいこうをテーマにリニューアルしたキリン『氷結』が、強烈な顔を描かせたら右に出る者はいない漫画家『漫☆画太郎』先生とタッグを組み、SNSのアイコンを"あたらしく"するインパクト満載のジェネレーター『あたらしく☆画たろう!!!』を開発しました。

 

突破エピソード

「飲料メーカーにもかかわらず、ジェネレーターコンテンツで"鼻水を豪快に出す"というのはいかがなものか?」という至極まっとうな問題に直面。

 

鼻水が噴射していることが漫☆画太郎先生のアイデンティティであり、ユーザーも“鼻水出したさ”にコンテンツを体験するはず。しかし、飲料メーカーとして下品なアプローチしかないのは"上"への説得が難しい…そこで、約100パターンの鼻の形状をシミュレートするとともに、全鼻のデザインに合わせて鼻水の「あり・なし」を描き分け、ユーザーが選択できるようにすることで突破しました。

 

 

日清はなぜ10分どん兵衛を作らなかったのか

4

「GO」を出した人

日清食品 株式会社

 

突破した人

株式会社 電通、CLIVER Inc.、Lander Inc.

 

作品説明

 

突破エピソード

 

 

LUX ストレート&ビューティー 新発売キャンペーン

5

「GO」を出した人

ユニリーバ・ジャパン、クリプトン・フューチャー・メディア

 

突破した人

アサツー ディ・ケイ

 

作品説明

"シャンプーするだけでストレートヘアになる"という今までにない特長の新商品に、20代女性に興味を持ってもらいたい。そこで、"今までのシャンプーにない展開"を押し出すため、二次元キャラクターである初音ミクさんを活用した60秒のTVCMを制作しました。

 

CM放映初日に"LUXCM"でtwitterトレンド7位入りを記録!テレビ・Webメディアでも多く取り上げられ、メディア露出は350媒体超えました。また、YouTubeの動画再生回数は1ヶ月で300万回を突破。予想を上回る販売の好調さで、嬉しい悲鳴をあげています。

 

突破エピソード

最大の障壁は、クライアントの「シャンプーのCMに二次元キャラはアリなのか。それがターゲットに響くのか」というそもそも論でした。シャンプーのCMではよく、女優を起用するなどしてその効果(=髪がサラサラになるなど)を伝えます。それが実写ではなく、CGになって大丈夫なのか…

 

それに対して、①ハリウッド女優にひけをとることなく、またターゲットの20代女性からも支持を得ている、世界的に活躍している唯一無二の日本人であること、②公式として初めて初音ミクさんにツインテールをほどいてもらうことで、確実に話題性が獲得できること、③映像のクオリティにこだわり、LUXの世界観らしい大人の『LUXミクさん』を描くことなどを熱心に伝えました。

 

公式としては初めて初音ミクさんに"ツインテールをほどく"ことを承認してもらう、共演するハリウッドセレブのスカーレット・ヨハンソンさんにも承認してもらうなどの障壁もありました。

 

とにかく、今までにない新商品だからこそ、既成概念にとらわれない企画である必要があるという"ストレート"な熱意が突破のポイントとなったと思います。

 

 

資生堂『uno(ウーノ)』Web動画 大人の盛り付け篇

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「GO」を出した人

株式会社 エフティ資生堂

 

突破した人

株式会社 Viibar

 

作品説明

(以下は先に作品をご覧いただいてからお読みください)

迷える若者を憧れのオトナへ後押ししてくれる「uno(ウーノ)」という整髪料のブランド訴求のため、Web動画を複数制作しました。

 

中でも整髪料のCMにもかかわらず、髪の毛・ヘアセットが一切でてこない、チャーハンのクリエイティブを提案。お米・卵・ピーマン・ハム・塩コショウをそれぞれ、髪の毛・目・鼻・髭・スタイル全体に喩え、擬人化。資生堂としてはいままでにないWeb動画にチャレンジしました。

 

突破エピソード

整髪料のCMにもかかわらず、髪の毛・ヘアセットが一切でてこないというクリエイティブにクライアントはOKを出してくるのか壁がありました。

 

今まで資生堂のTVCMではありえなかった表現でしたが、TVCMとWeb動画の視聴態度は異なるという点と、よりターゲットが好きなもの(=チャーハン)の調理動画を上手く商品(=「uno(ウーノ)」)と絡めて訴求する(=仕上げが大事という点では同じ)ことで、きちんと見てもらえるクリエイティブになるということをプレゼンし、チャレンジ枠として合意をもらえました。

 

 

別府市震災復興 『Go!Beppu おおいたへ行こう!』キャンペーン

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「GO」を出した人

別府市、おんせん県観光誘致協議会

 

突破した人

西広大分支社、CS西広、デザインマップ、緒方一成事務所

 

作品説明

4月に発生した熊本地震の影響により、観光客が激減した別府。旅館やホテルのほとんどが営業中にも関わらず、予約キャンセルが続出し、GW直前に客室の稼働率が80~90%減という別府の歴史の中でも類をみない深刻な状況を迎えていました。

 

地震の影響で高速道路も分断され、県外からの誘客も困難な状況であったため、別府の置かれている状況を知っている大分県民に足を運んでもらおうと、また別府から大分県を元気にしようとGW中に出稿した地元紙の新聞広告です。

 

一風変わった正直なメッセージが話題となり、大分県民からの反響はもちろん、SNSで拡散され、全国ニュースやWebサイトでも取り上げられました。その結果、震災直後、前年度90%減まで落ち込んでいた旅館・ホテルの稼働率は、夏には前年度100%まで回復しました。

 

突破エピソード

地震から3週間も経っていない中、「被災地で笑いのある広告を出すなんて不謹慎だ」といった批判が出てくるかもしれないという世の中の壁。

 

元気な場所に人は足を運ぶもの。別府市はその元気な姿をアピールするために、被災地であるにも関らず笑いを取りにいきました。「単なる悲壮感では人は動かない。大変なときだからこそ笑わせよう!」と、別府市長を含めた被災地関係者一同が英断したことで突破することができました。

 

 

石田三成 TVCM

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「GO」を出した人

滋賀県

 

突破した人

株式会社 電通関西支社、株式会社 電通クリエーティブX

 

作品説明

滋賀県は都道府県魅力度ランキングで43位。琵琶湖のイメージしか持たれておらず、新たな魅力を開発する必要がありました。そこで、ゆかりのある戦国武将『石田三成』を”特産品”としてアピールするという新しい試みを実施。

 

しかし、石田三成と滋賀県との関連性の認知度はほぼゼロという状況。そこで「滋賀県と言えば石田三成、石田三成と言えば滋賀県」というイメージを作るために、石田三成の実績や人となりを、昔ながらのローカルCMのフォーマットで紹介するTVCMを制作しました。

 

Web動画の総再生回数は200万回を突破。20以上のTV番組で紹介され、滋賀県と石田三成の関連性の認知が40倍を突破しました。

 

突破エピソード

予算も知名度もない中、世の中へ届けるという障壁を突破しました。

 

拡散のための予算がなく、話題のきっかけになる接点がない状況で、とにかく草の根活動的な拡散活動を行いました。戦国武将がらみのイベントで映像を流してもらう、Twitterなどでも武将のアカウントに積極的に絡んでいく、リリース文章なども自分たちで書くなど、予算がない部分を手作業でカバーしました。

 

 

ひらかたパーク 『ロシアン観覧車』

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「GO」を出した人

京阪電気鉄道 株式会社 ひらかたパーク

 

突破した人

株式会社 博報堂関西支社、株式会社 東映シーエム大阪支社、株式会社 アストラカン大阪

 

作品説明

昔からある関西の遊園地・ひらかたパークに行こうと思うきっかけを作りたい。しかし、某テーマパークのように新アトラクションを作るお金はない。そこで目をつけたのは、どこの遊園地にもある定番アトラクション『観覧車』。

ロシアンルーレットのように10台に1台、外が完全に見えない"ハズレ"のゴンドラを作り、平和の象徴のようなこの乗り物に体験したことない刺激を与えることにしました。

 

めでたく"ハズレ"に当たった人には、"見えていたはずの風景の写真集"と、ここでしか聞けない"スペシャル音声ガイダンス"を用意。徹底して悪ふざけ感を満載にし、ハズレという境遇を楽しんでもらいました。

 

突破エピソード

観覧車=景色を楽しむもの。それだけに景色が見えない"ハズレ"を楽しむというアイデアに対して、お金を払って乗りに来てくれる人々からのクレームが予想されました。そんな企画にクライアントはOKを出してくれるのか…

 

「このシャレがきちんと通じるのか?」という不安を感じつつも、今までにない観覧車の使い方で人々を楽しませたいという想いで、運営をするクライアントとともに真面目な打ち合わせを何度も繰り返し、いつしかチーム一丸となることで世の中に施策を送り出すことができました。

 

こうして平成3年より、ただ静かに回転していた観覧車を、来園者の気持ちを揺さぶるエキサイティングな乗り物にかえることに成功しました。

 

 

神戸市ホームページ リニューアル

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「GO」を出した人

神戸市

 

突破した人

ペタビット 株式会社、特定非営利活動法人 アイ・コラボレーション神戸

 

作品説明

"デザイン都市・神戸"にふさわしいデザインへのブラッシュアップを実現すべく、神戸市のホームページのトップページ及び総合メニューページなどを全面リニューアルしました。

 

多くのメディアで取り上げていただき、膨大な情報を掲載する自治体サイトの課題を解決する事例として反応がありました。リニューアル後に実施したアンケートでは、8割以上の利用者から「使いやすい」との高評価を得ています。また、今回の施策が影響しているかどうかは不明ながら、すでにいくつかの市で似たようなリニューアルが行われています。

 

また、神戸市では、デザインのリニューアルだけに終わらせるのではなく、利用者が情報にすぐにたどり着けるよう検索精度を向上させるなど、継続的な取り組みを日々行っています。

 

突破エピソード

"市のホームページを検索窓一つにする"というアイデア自体はシンプルそのものだったのですが、幅広い多くの利用者がアクセスするという自治体サイトの特性上、エビデンスを揃えるということに終始注力したプロジェクトでした。

 

また、高齢者や障害者などサイトに訪れるすべての人にとって、使い勝手がいいか、クレームは来ないかという点も課題でした。

 

国内の自治体サイト1,700を調査・分析することから始まり、第3者評価(高齢者・障害者のユーザービリティ評価)などを用意して、解決案の正当性を説得することに全力を費やしました。また、提案時には完成系のプロトタイプを作成し、使い勝手の良さを体感できるようにして事業者採択の突破を目指しました。

 

 

麦とホップ プラチナクリア PERFECT PARODY CM

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「GO」を出した人

サッポロビール 株式会社

 

突破した人

株式会社 読売広告社、株式会社 東北新社、株式会社 パズル、株式会社 〼々、株式会社 YAYA

 

作品説明

爽快系新ジャンル『麦とホップ プラチナクリア』のTVCM企画です。"ながら 視聴"が当たり前になるほどTVCMの注目度は低下している中、ターゲットの若年層にCMに注目してもらうことが課題。

 

そこで、麦とホップ プラチナクリアでは、木村カエラさんを起用したTVCMと、近藤春菜さんが完コピしたパロディ版TVCMを制作し、2本連続してOAすることに。

この思わず二度見したくなる仕掛けで、TVCMそのものに注目させることに成功しました。

 

突破エピソード

ビール会社のTVCMは正統派で、面白ネタやふざけたことで注目させるより、おいしさを大切にした表現が求められることがほとんどです。

 

そんな中、内容以前にTVCMの注目度の低下をそもそもの課題ととらえ、思い切って注目度が上がる突飛な企画をプレゼンしたところ、クライアントご担当者に想いが伝わり、その課題を真摯に受け止めてくださいました。

 

結果、一緒になって社内説得に奮闘していただき、企画の実現に至りました。

 

 

僧侶手配サービス 『お坊さん便』

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「GO」を出した人

株式会社 みんれび

 

突破した人

株式会社 みんれび

 

作品説明

これまでみんれびでは、インターネットからお坊さんを定額で手配できるというサービスを扱っていましたが、"定額"という形態であることからECサイトでも販売が可能と考えました。

 

そこで、Amazonマーケットプレイスに全国一律定額・追加料金なしで法事・法要の際に僧侶を手配できるサービス『お坊さん便』を出品し、販売を開始しました。

 

それにより、Amazonから法事・法要にお坊さんを呼ぶ、戒名を頼むことが可能となりました。

 

Amazonマーケットプレイスへの出品開始を発表した後は、『インターネットでお坊さん(に法事を)を頼むことができる』ということを各種メディアに取り上げられたことで、多くの人々に知っていただくことができました。

発表から1ヶ月で560以上のメディアで紹介され、国内だけでなくアジア・北米・南米・欧州など、10の国と地域で取り上げられました。

 

お坊さん便のお客様窓口への問い合わせ件数は年間8,000件から12,000件に増え、提携の僧侶も400名から600名に急増しました。

 

突破エピソード

インターネットからお坊さんを定額で手配できるというサービスを開始してから2年半経った頃、利用者数は年々伸びているもののまだまだ知名度が低い!もっと多くの人が依頼しやすくするにはどうすれば良いのか?という課題がありました。

 

そんな時、代表の芦沢が「販路を増やそう!」「いまやなんでも買える・頼めるAmazonに出品したい!」とひらめき、社内でプロジェクトが発足。Amazonで仏事という過去に例のないアイデアに、本当にそんなことができるのか…?と社内がザワつきました。

 

お坊さん便という無形のサービスをどうやって出品するかという問題がありましたが、芦沢の熱い思いもあってAmazonマーケットプレイスへの出品が実現しました。