ファン垂涎!江國香織作品について書いて、本人に読まれるチャンス!?
繊細で胸を刺す数々の作品を生み出してきた作家・江國香織さん。『きらきらひかる』で愛と友情のはざまを描き、『落下する夕方』で喪失とは何かを問いかけ、『冷静と情熱のあいだ』では、主人公とヒロインのすれ違う視点を辻仁成さんと二人で描き分けるコラボレーションでも話題を集めました。
言葉にできない複雑な人間模様。
そこから生まれる切ない感情。
日々の生活にふとよぎる空耳のようなメッセージ。
それらを美しい筆致で描き出す江國さんの作品は、その独特の世界観ゆえに数多く映像化もされています(ふだん小説は読まないけれど、そういえば映画で観たことがある、という方も多いのではないでしょうか)。
そんな江國さんの小説をモチーフにした作品を、江國さん自らが選考するという豪華な企画がスタートしました!発起人は作家・翻訳家であり、芥川賞作家・金原ひとみさんの父としても知られる金原瑞人さん。
どんな文学賞でも一次選考では「下読み」と呼ばれる足切りが設けられており、有名作家や審査員に読まれるのは難関をくぐり抜けた選ばれた数作品のみというのが通例です。しかし、この企画では何と一次選考を金原さんが、二次選考からは金原さん・江國さんのご両名が選考委員をつとめるという異例の事態。
これは応募するしかありません!
ジャンルは不問。文字数にも規定はありません。短歌や俳句、書評やエッセイ、もちろん小説でもOKという懐の深さ。江國さんのすべての著作(エッセイ、詩などは除く)から1冊以上を取り上げ、その本をモチーフ、またはタイトルにした作品を募集しています。
江國香織ファンはもちろんのこと、直木賞作家でもある江國さんに自分の作品が読まれるまたとないチャンスです。「腕におぼえあり」というそこのあなた、ぜひこの機会をお見逃しなく!
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