第1回全国小中学生プログラミング大会は「ママロボ ハートちゃん」が総務大臣賞
「第一回全国小中学生プログラミング大会」の最終審査&表彰式が、2016年10月22日(土)、東京・飯田橋にて開催されました。この大会は、プログラミング教育の義務化を見すえ、全国の小中学生にプログラミングを表現する場を提供することで、学ぶ強い動機づけとなることを目的として開催されたもので子ども向けの本格的なプログラミングコンテストとしては、日本で初めて小学校低学年までを対象としていました。
募集時の詳細情報はこちら:
https://www.koubo.co.jp/web/6/detail021607.html
第一回 全国小中学生プログラミング大会 作品募集(2016年9月15日〆切)
夏休みの開発を想定した8月20日から9月15日までの募集期間中、北海道から沖縄まで、各地の小中学生から129の作品が寄せられ、1次・2次審査をへて「入賞作品」の10作を決定。そして10月22日の最終審査&表彰式において、グランプリとなる総務大臣賞に『ママロボ ハートちゃん』(kohacraft.com)、準グランプリの朝日新聞社賞に『暗算自動はんばいき』(TEAM MOMORIRI)が選ばれました。
受賞作品一覧
グランプリ/総務大臣賞
「ママロボ ハートちゃん 」作者:kohacraft.com(小5)
準グランプリ/朝日新聞社賞
「暗算自動はんばいき」作者:TEAM MOMORIRI(小3、小1)
優秀賞・小学校低学年部門
「大きくなあ~れ」作者:パッションにも(小3)
優秀賞・小学校高学年部門
「人工知能でアート?」作者:蓼沼諒也(小4)
優秀賞・中学校部門
「走れ!ゴミ箱ロボット」作者:真家彩人(中1)
入選
「COLLECTER」作者:湊真之(中1)
「お金判別プログラム」作者:清水大瑚(中3)
「KX_NET」作者:寺尾魁航(中2)
NECパーソナルコンピュータ賞
「おでかけリモコン」作者:三木健太郎(中3)
Unity賞
「ツイッターロボ」作者:水野優希(小6)
審査委員長による総評
「今回は“ロボットとわたしたち”というテーマで、非常に多様性に富んでいて非常に選ぶのが難しかったです。ですが、今日、私はみなさんの作品を見ていて、現代版ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチの世界に突入するための人材が育成されているようにも感じました。僕は個性などを含めて、これから理解しがたいくらいブッ飛んだ人材がここから生まれてほしいです」
(審査委員長 河口洋一郎氏)
グランプリ/総務大臣賞
『ママロボ ハートちゃん』
作者:kohacraft.com(小学5年生男子+デザイン等担当の妹2名によるチーム)
本体上部に荷物をのせて相手に届けてくれるロボット。コントローラーで前、右、左方向に進むよう操作することができる。既存のマイコンキットではなく、マイコンと基板を組み合わせて自作したコントローラーを使って、C言語でプログラミング。その完成度の高さやユニークなデザインが評価された。
準グランプリ/朝日新聞社賞
『暗算自動はんばいき』
作者:TEAM MOMORIRI(小学3年生の小川桃佳さん、小学1年生のりりかさんによるチーム)
フラッシュ暗算(次々に表示される数字を暗算する)3問に正解すると、お菓子が出てくる自動販売機。プログラミング言語「ScratchX」で作ったフラッシュ暗算のプログラムと、教育版のレゴ・マインドストーム「EV3」で作った自動販売機ロボットを組み合わせた。
それぞれの入賞作の詳細な内容については、今後、「第1回 全国小中学生プログラミング大会」公式ページ(http://www.lab-kadokawa.com/jjpc/)にて公表していく予定。