【黒石よされ写真コン】抗議殺到で一転「市長賞」授与へ
青森県の「黒石よされ写真コンテスト」で、自殺をした女子中学生が被写体だったことを理由に決まっていた「黒石市長賞」受賞が取り消されたことに対して、本日、記者会見が行われました。
高樋憲・黒石市長は会見の中で「生徒に配慮して取り消しをしたが、氏名や写真などが公表されたことから、応募者とご遺族のご了承を得たうえで改めて市長賞を授与させていただきたい。慎重さを欠く部分があり、応募者や被写体となった方の家族に誤解を与え、混乱を生じさせた。ご家族に深くおわび申し上げる」としたうえで、改めて市長賞を授与したい旨を発言。市長自ら遺族に会い、再授賞の了解を得たいとしています。
また、今回の問題を受け、市役所には会見までに300件以上の電話と1000件以上のメールが寄せられており、そのほとんどは主催者側の対応への苦情や批判だったとのことです。
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