世界遺産登録を目指す「小牧野遺跡」。かわいいクマのイメージキャラの名前を考えよう!
青森市にある国定史跡、「小牧野遺跡」がマスコットキャラクターの名前を募集しています。キャラクター自体は、出土したクマ形土製品をモチーフに、遺跡を管理する小牧野遺跡保存活用協議会のスタッフがデザイン。「遺跡が多くの人に親しまれるよう、キャラクターとともに縄文文化を発信していきたい」とコメントしています。
青森県の縄文遺跡といえば、教科書でもおなじみの三内丸山遺跡が特に有名ですが、10㎞と離れていないこちらの遺跡も「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」としてリストアップされ、世界遺産登録を目指しています。環状列石(ストーンサークル)の並べ方が全国的にも珍しいとされ、当時の生活にかかわる祭祀ごとや、工事の様子を知る貴重な場所として、1995年に青森市で初の国指定史跡となっています。
マスコットのモチーフとなっているクマ形土製品は、縄文時代後期に作られたもので、当時からクマ猟が盛んだったとされています。現在もこの一帯ではクマが出没し、たびたび注意喚起されるなど、歴史的にもクマと深い関わりがある地域であることがうかがえます。
ネーミングを考える上では、そういった地域性や歴史・由来などを含められると、より遺跡を広く知ってもらえるキッカケになるかもしれません。たとえば佐賀県の吉野ケ里遺跡のキャラクターの「ひみか」は、邪馬台国の卑弥呼のイメージと、遺跡がある、東脊振村(ひがしせふりそん)、三田川町、神埼町の頭文字をとって命名されています。
もし採用されて、世界遺産にも登録されたら…かなり自慢できること間違いなしですね!
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/web/5/detail023931.html
小牧野遺跡 マスコットキャラクターの愛称募集(2016年9月30日〆切)