今年3月に、民主党と維新の党が合流してうまれた民進党が、イメージ「ゆるキャラ」を募集しています。結党に際し、民主・維新の両党ホームページなどで党名案を公募したことでも話題になりましたが、最終的には、維新の党の江田憲司氏(前代表・当時)の発案した現在の名称に決まりました。9月2日に民進党の代表選挙が告示され、15日には、立候補した蓮舫・前原誠司・玉木雄一郎の3氏の中から新しい代表が決まりますが、ともに刷新されるイメージキャラにも注目が集まります！募集期間は9月6日～15日。

それにともない役目を終えるのが、民主党のロゴマークをモチーフに作成された公認キャラクター「民主くん」。大賞賞金10万円の副賞として、等身大・民主くん人形も贈られることになっていますが、150㎝という大きさもあって「受け取りを辞退することも可能」というのが、より悲哀を感じます。

7月の参院選期間中に行われた東京・原宿のイベントでは、すでに1000通以上のデザイン案が寄せられているとのこと。選考委員には10代～20代の若者5人ほどを任命し、今回の募集とあわせて案を絞り、年内にネット投票で大賞を選ぶ予定。

「ゆるキャラ」でイメージアップを図っている政党は少なくありません。共産党の「カクサン部」は、担当ごとのキャラクター設定がしっかりしていて面白いです。公明党の「こめ助」は国民食の米をモチーフに、メモ帳や付せんのグッズ販売が行われています。自民党では、3年前に安倍晋三総理と当時幹事長だった石破茂氏のイラストコンテストを開催。そのイラストを使ってマスコットを作成しました。巷では「ゆるくない…」という声もありましたが、当人たちはご満悦だったとか。また党名も60年前に党内外からの公募で決まったという経緯もあります。

公募からの選出で「ゆるキャラ」を作ることで、政治に対する親近感と注目度が高まるといいですね。

公募情報の詳細はこちら：

https://www.koubo.co.jp/web/2/detail023956.html

民進党 ゆるキャラ公募(2016年9月15日〆切)