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あったらいいなを作っちゃおう!「第6回 まちを楽しくする ヨコハマ・ストリートファニチャーコンペティション」

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アート・絵画・工芸
公募ニュース

神奈川県横浜市の企業・団体・個人が中心となって開催する「まちを楽しくするストリートファニチャーデザインコンペティション」では、関内・関外地区にある伊勢佐木商店街と吉田町通りを楽しくするストリートファニチャー(屋外装置物)を募集しています。

作品募集テーマは「つなぐ」。全国から応募可能で、個人でもグループでも参加できます。優秀賞3点には実作品をつくるための材工費(30万円以内)が出資され、製作された作品は実際にイベントで展示されます。また、別途賞金5万円も贈られる予定です。エントリー締め切りは2023年6月12日。

 

記事では前回の設置イベントの様子や受賞作品をご紹介します。応募の参考にするのはもちろん、DIYのヒントにもなるかもしれません!

道に、まちに、「家具」を置く

「ファニチャー」は日本語で「家具」。通常、家具は家のなかにありますよね。机があれば仕事がはかどり、コタツがあれば家族やペットが集まります。家具があることで、住まいはより快適に楽しく変化します。

同様に、道やまちに何かを「置く」ことで、新しい人の流れや空間の使い方を生み出す……それが「ストリートファニチャー」です。欧米では特にさかんで、近年ではパリやバルセロナで「車よりも人を大切にした道路整備を」という動きとともに、さまざまなストリートファニチャーが設置されつつあります。

 

応募の前に、まず設置する場所を「知る」ことから始めるといいかもしれません。横浜といえば中華街やみなとみらいなど華やかな観光スポットを想像しがちですが、一方で、伊勢崎商店街は古き良き横浜を象徴する繁華街、吉田町は下町のひとつです。地域に根付く人と人とのつながりを生かして、町で働く人や訪れた人がワクワクする空間作りを意識しましょう。

設置イベントは大人気

優秀賞3点は、実際に製作して設置されます。設置イベント期間中は、子どもから大人まで多くの人が訪れ、ストリートファニチャーを観て・触って楽しいひとときを過ごします。

前回の優秀賞のなかで特にご紹介したいのがこちら!

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前回優秀賞『ROTATING CHALKBOARDS』

訪れた人が絵や文字を自由に書けるカラフルな黒板が、さまざまな方向についています。「発見は落書きから始まる」というアイデアを形にしたもので、床や壁に自由に落書きができます。

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パネルが回転することで、思いもよらない絵が生まれたり、新たなアイデアを思いついたり……。通りかかった人が年齢に関係なく気軽に参加できる上、耐久性もある、理想の「ストリートファニチャー」です。

 

そのほか、まちの剪定枝と3Dプリンターで椅子やおもちゃをつくる「まちえだジューキ ー横浜のまちの木の枝でつくるストリートファニチャー」。

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そして、ピクニックや憩いの場と、コンポストを組み合わせた「うみまちコンポスト」。

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以上の3点が前回は優秀賞に輝きました。

プロアマ不問。多様な視点で考えて

応募は、アイデアをA2判用紙1枚にまとめたものと、データをPDFで提出する形式です。実作する場合の材工費が30万円以内におさまるように注意しましょう。主催者のWEBにて実際に設置する道や、設置エリアの広さが確認できます。

 

空間デザインを志す学生やデザイナーはもちろん、DYI好きな人、大きなことに挑戦したい学生グループ、子育て中のパパ・ママやおじいちゃん・おばあちゃんの視点で挑むのもオススメ。多様な考えこそが、人と人をつなぎ、まちを明るく元気にします! さあ、あなたなら、何を作りますか?

ライター
芦田みどり

公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

出典: https://streetfurniture.jp/

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