水分を超撥水する風呂敷「ながれ」を提供する朝倉染布株式会社では、新たな柄のデザインを募集しています。今回のテーマは「GO！」。締切は2023年9月13日。最優秀賞1点には賞金10万円と受賞作品の風呂敷が贈られる予定です。入賞作品は商品化の可能性も！

実はこの風呂敷、ギネス記録を持つとんでもない逸品なんです。今回は風呂敷の魅力や、「ながれ」を開発するに至るまでのあれこれなど、ググッと掘り下げてご紹介します。

ジャパニーズ「Furoshiki」が注目されている？

小さく折り畳めて携帯可能な風呂敷。シンプルであるがゆえに用途は無限大です。荷物を包んで保護したり、持ち運んだり。膝掛けや冷房避け、スカーフとしても使えます。とくに、エコバッグの持参が広まってきた昨今、風呂敷が再評価されつつあります。

また、コロナ禍が収束しつつある今、日本に訪れる外国人観光客も増加中です。美しく、折ったり広げたりして使用する風呂敷は、海外でも広く知られる「おりがみ」の文化とも似ています。かさばらないので、お土産としても大人気です。

そんな時代のニーズに合わせて、風呂敷も進化を続けています。以前は、唐草紋様など古典的な柄の印象が強かった風呂敷ですが、現在では既成概念にとらわれないかわいい・かっこいいデザインも豊富です。

たとえば、前回受賞作品はこちら。

風呂敷として使った際の様子を想像してみてください。なんだかウキウキしますね！　現在、主催者のオンラインストアでも販売されています。

伝統と革新を兼ね備えた1枚

朝倉染布オリジナルの撥水風呂敷「ながれ」は、その特別な撥水加工でバケツのように水を運ぶことも可能です。なんとギネス世界記録™ 「100人の風呂敷リレーで100リットルの水を100メートル運ぶ最速タイム」＝5分57秒43を達成！　また、水を入れて圧をかけて振るようにすると、シャワーのように水が布目からこぼれます。バッグに1枚入れておくだけで雨の日は防水カバーになりますし、簡単な傘代わりにもなります。これからのアウトドアシーズンにも大活躍すること間違いなし。万が一の災害時にも役立ちそうですね。

Furoshiki World Records / 風呂敷バケツリレー世界記録！by 撥水風呂敷ながれ

この撥水効果は、もともとは赤ちゃんのオムツカバーに使われていた技術を発展させたものだそうです。生地の繊維の一本ずつに炭化フッ素を付着させて水をはじきます。織り目をふさいているわけではないので、通気性があるのが特徴です。

そもそも、風呂敷が誕生したのは江戸時代。風呂に入るときに身につけていた衣類をまとめていた布を「風呂敷」と呼んだそうです。朝倉染布では、そんな「風呂敷」の名前にふさわしい進化を遂げた、濡れない風呂敷「ながれ」を生み出しました。まさに、正統なる新しい風呂敷であると語ります。

1892年に創業し、染色整理加工業を営んできた朝倉染布。繊維に撥水や吸水加工などの付加価値を付与し、その発展に力を注いできました。日本の湯浴み文化、超撥水という日本の技術、この2つのアイデンティティーを持つ最先端の風呂敷こそ、超撥水風呂敷「ながれ」です。今回の公募で、風呂敷の歴史にあらたな彩りが加わることでしょう。

驚き・元気・笑顔あふれる風呂敷を

隔年開催の本デザインコンテスト。今回のテーマ「GO！」には「街に出よう。旅に出よう。風呂敷と出かけよう」というコンセプトがあるそうです。

　
荷物を最小限にしたいお出かけのときこそ風呂敷の出番。持ち歩きたくなるようなデザインがいいかもしれません。ダイレクトインクジェットによるプリントで制作されるため、色数などはいくらでも使用可能。柔軟な発想で「あったらいいな」を実現させてください。

98cm×98cmの風呂敷に無限の可能性を詰め込みましょう！