中村航選 プロットだけ大賞 第1回 アイデア賞 スープレックスの恋人
――第1回――
結果発表
お題ログライン
リングの上の事故で対戦相手を殺してしまった覆面レスラーが、そうとは知らずに彼を好きになってしまった対戦相手の娘と、過去を乗り越えて結ばれる話。
アイデア賞
「スープレックスの恋人」
近藤いつか(著)
4.0★★★★☆
カテゴリ 恋愛 小説 ラブコメ
舞台・世界観
護身術教室を営む青山は好意を抱いているヒナから、父親を殺した覆面レスラーに復讐したいと相談を受ける。青山は覆面レスラーが自分である事を言えず、昼は護身術を教え、夜は復讐を受ける二重生活をする事になる。
登場人物 青山悟(33)
男。初代カイザーマスク。現在は引退し、護身術教室を開いている。生真面目。女性に弱い。
「なんで俺は自分で自分の殺害計画を練っているんだっ」
小日向ヒナ(23)
女。父を殺したカイザーマスクに復讐するべく、多種多様な格闘技を習うも全て白帯。戦う姿は威嚇するコアリクイより可愛い。
「先生、護身術で人は殺せますか?」
高木瞬(30)
男。二代目カイザーマスク。筋肉バカ。
「来た者は皆倒す! 殺(や)ればできる!」
ストーリー
第1章
護身術教室の講師をしている青山はある時、ヒナをチンピラから助ける。ヒナに一目ぼれした青山。ヒナが護身術教室に通いだし喜ぶが、驚いたことに、ヒナはかつて父親を殺した覆面レスラーに復讐したいと言い出す。
第2章
青山は自分がヒナの父親を殺した初代カイザーマスクとは言い出せず、昼はヒナに護身術を教え、夜は覆面を被りヒナと対峙する日々を送ることに。驚いたことに、ヒナは誠実に相談にのってくれる青山に惹かれていく。
第3章
ある時、試合直後にカイザーマスクを襲うと言い出すヒナ。青山はその計画を二代目カイザーマスクに伝え逃げるように言うが、当人は意に介さず。驚いたことに、その計画は運営側にバレてショウアップ化されてしまう。
第4章
二代目カイザーマスクと戦うヒナ。青山が助けに入る。胸の傷を見て父親を殺したレスラーが青山である事を知るヒナ。複雑な思いを抱えるが、青山が窮地にたった時、ヒナは青山に教わった身を守るすべを叫んでいた。