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創作スキルでプチ稼ぎ!1:創作スキルで収入アップ

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シェアサービスの増加で副業リスクが低下

近年の企業や自治体の副業解禁を受けて、すきま時間に自分のスキルを生かして稼ぐスキルシェアに関心が集まっている。
「私が副業を始めたとき、副業は休日や夜に接客のバイトをするようなイメージでした。クリエイティブな副業でも、ブログの運営、ウェブデザイン、ヤフオクで自作のグッズの販売をするぐらい。しかし、今はスキルシェアサービスの種類も増えて、副業の幅が広がりました。クリエイター支援に特化したグッズ販売サービスも登場しています」
 スキルシェアサービスには、企業から案件を受注するものと、個人同士で取り引きを行うものがある。スキルに自信がない人は後者から始めてみよう。
「高度のスキルが求められる案件から、そこまでは求められない個人同士の取り引きまでニーズはさまざま。スキルはあるに越したことはありませんが、手持ちのスキルに自信がない人でもニーズが合えば取り引きが成立しますし、初心者でもできる副業もあります」

話を聞いた人:松尾千鶴さん

1980年生まれ。フリーランス協会関西HUBリーダー。会社員を経て、フリーランスとして独立。「KURU Design(くるデザイン)」という屋号でWEB制作を行う。

創作スキルがそのまま生かせる

写真・動画撮影

写真・動画撮影が得意な人は、撮影の代行のほか、講師となって撮影テクニックを教える副業もある。このジャンルは動画サイトの人気向上の影響で需要が高い。

ライティング・コピー

文章が得意な人には、個人案件は添削、校正、助言、シナリオの執筆などの副業がある。企業案件はレビュー記事、ブログ、メルマガ、DM作成といった副業がある。

ハンドメイド

ハンドメイドが得意な人は、フリマサイトでも販売できるが、ハンドメイドに特化したサイトを活用しよう。講座を開講して、スキルを求める人に教えるという方法もある。

イラスト・デザイン

アートやデザインが得意な人には、ウェブデザイン、キャラクターデザイン、個人のSNSのアイコン似顔絵など、本格的なものから手軽なものまである。グッズ販売の副業もある。

プチ稼ぎできる3つのタイプ

個性を生かすグッズ販売タイプ

イラストや写真をアップロードするだけで簡単にグッズ制作ができるサービスがある。これらのサイトでオリジナルグッズを販売できる。

やりがいも充実・得意を売るタイプ

自分の知識や得意なことを生かし、イラストやデザインなどを求める人から受注する。講師となって得意なことを教えるパターンもある。

とことん稼ぐ案件受注タイプ

仕事の受け方は3つある。固定報酬型は成果物に応じて報酬をもらう。タスク型はデータ入力など単発。コンペ形式は採用者に報酬が支払われる。

スキルシェア成功の秘訣

初心者は無難なところでTシャツから始めよう!

売れやすいグッズはT シャツ、スマホケース、トートバッグなど。サイトのピックアップ商品に選ばれたり、「いいね!」が多かったりすると売れ行きが伸びる。そうなるよう頑張ろう。新商品を作ったらTwitterなどのSNS で告知するなど地道な宣伝も成功のカギ。

人となりを知ってもらい、安心感を与える

デザインやイラストを注文する人は、相手がどんな人なのか気にする。あなたのマイページを見たときに「この人なら大丈夫」「実力、実績もある」とわかるようにしておこう。プロフィール写真が空白だったり、悪い印象を与えたりしないようにしよう。安心感第一!

売る側と買う側のミスマッチを防ぐ

個人間の売買の場合、「こんなレベルでは困るよ」といったトラブルもある。スキルに自信がない人は、できることとできないことを明確にしておこう。納品後、何度も修正が入っても困るので、コミュニケーションを密にして相手が求める方向性を逐一確認しよう。

良い点、悪い点を分析、次に生かす

各サイトでは発注者と受注者の評価が「平均4.0」のように表示される。評価が高ければサイトに認定され、検索順位も上がる。そうなるためには、取り引きをした人の感想から良かった点・悪かった点を分析、次に生かし、また分析するということをくり返すとよい。

レベルや稼ぎ方に合ったサイトを選ぼう!

「ココナラ」「ストアカ」「ランサーズ」「クラウドワークス」など複数のサービスに登録するほうが機会は広がる。しかし、自分のレベルや稼ぎ方に合っていないと登録しても意味がない。また、各サービスで手数料も異なる。いろいろ試して自分に合ったところを選ぼう。

 

※本記事は「公募ガイド2015年1月号」の記事を再掲載したものです。