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中村航選 プロットだけ大賞 第5回 入選 天下の大泥棒、現世で人生のロンダリング

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プロットだけ大賞
結果発表

-第5回-
結果発表

お題ログライン

過去から現代にタイムスリップしてきた主人公が、現代での経験によって元の時代で歴史に名前を残す話。


入 選

「天下の大泥棒、
現世で人生のロンダリング」
蟻の背中(著)

4.3★★★★
カテゴリSF 冒険 石川五右衛門 小説

舞台・世界観

石川五右衛門が現代にタイムスリップ。悪い奴の裏金を盗み、しれっと恋もして、釜茹でを回避。過去でも現代でもアンチヒーローとして活躍する。

登場人物

石川五右衛門/石川大吾(30くらい)
男性。私欲を肥やす悪代官から財を盗み弱者を助けていた天下の大泥棒。

「てめぇの馬鹿さ加減にゃあ、呆れるぜ」

町田みらい(30くらい)
女性。こわもて敏腕警察官。

「アイス食べて猫吸いたい」

クロ(?)
性別:?。五右衛門と一緒にやってきた猫、実は神様の使い。

「ねこはゆっくり寝かせろや」

ストーリー

第1章

治安の悪い某工業高校。五右衛門は釜茹で寸前に黒猫とともに現代へ飛び教師の石川に憑依する。彼の記憶が一気に流れ込み情報量の多さから道端で意識を失う。しかしながら居合わせた警察官のみらいが病院へ付き添う。

第2章

黒猫から「この世で善行をつめば助かるが、バレたら即お陀仏である」と告げられる。彼は剛腕とカリスマ性で生徒達に寄り添い、みらいとも交流を深める。ある日驚いたことに総理大臣と悪代官がそっくりなことを知る。

第3章

彼は首相官邸からの裏金強奪を計画。貧しい生徒の家庭へ配ろうと考えていたが、みらいに阻止される。しかしながら彼は首相の別荘に金塊が隠されていることを調べあげ、みらいの監視と警備をかいくぐり金塊を盗む。

第4章

けれど金を配られた人々は警察へ届けてしまう。馬鹿正直な人達に文句を言うが、いずれ拾得物は戻ってくると知り納得。そして秘密がばれた彼は死を覚悟し皆に別れを告げる。けれど戻った先は釜ではなく大浴場だった。


中村先生からの一言コメント

「天下の大泥棒、現世で人生のロンダリング」は痛快な活劇で、面白みが爆発している。ラストシーンは全作品で一番良かった。
※中村先生の大賞選評全文は
2024年秋号にて掲載中です


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