創作プラットフォーム「Nola」を運営するindentと、『うんこドリル』で知られる文響社が、次世代の物語作家を発掘する新たな取り組みを開始した。10月23日より、小説投稿サイト「Nolaノベル」内に文響社編集部の原作募集ページを開設し、中高生向けの3つのジャンルで作品募集を開始する。

この取り組みの特徴は、作家登録数50万人、総制作数180万を超えるNolaの豊富な創作者基盤を活かしながら、明確なターゲット層と募集ジャンルを設定している点だ。ライトノベル、現代青春・ミステリー、ショートショートの3ジャンルで作品を募り、書籍・文庫化、電子書籍配信を視野に入れている。

Nolaノベルに作品を投稿し、「#文響社編集部」のタグを付けるだけでエントリー完了となる。投稿作品は常時募集・確認され、募集要項に特にマッチした作品は定期的な編集会議でスカウトされる仕組みだ。

この連携は、indentの技術力と文響社のコンテンツ制作力を組み合わせた意欲的な試みといえる。両社は、この取り組みを通じて原作供給の連携を強化し、国内外のエンターテイメント市場の発展に貢献することを目指している。

若い世代の創作意欲を引き出し、新たな才能を発掘するこの取り組みは、出版業界に新しい風を吹き込む可能性を秘めている。文響社がこれまで培ってきた若年層向けコンテンツのノウハウと、Nolaの持つデジタルプラットフォームの力が、次世代の物語作家たちの登竜門となることが期待される。

出典：https://nola-novel.com/